毛髪用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…

主な医薬品とその作用 第92問

毛髪用薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a 「壮年性脱毛症」や「円形脱毛症」等の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬品においてのみ認められている。b 女性ホルモンによる脱毛抑制効果を期待して、女性ホルモン成分の一種であるエストラジオール安息香酸エステルが配合されている場合がある。c カルプロニウム塩化物は、アセチルコリンと異なり、コリンエステラーゼによる分解を受けにくく、作用が持続するとされている。d カシュウは、ウコギ科の植物を基原とした生薬で、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。

正答 (1)
正答は (1)。(d)だけが誤りです。 【(a)正しい ―― 疾患名を掲げた効能・効果】 「壮年性脱毛症」や「円形脱毛症」等の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬品においてのみ認められています。 医薬部外品では …… 「育毛」「養毛」「脱毛の防止」等の範囲までです。 毛髪用薬のうち、人体に対する作用が緩和なものは医薬部外品として製造販売されています。 【(b)正しい ―― エストラジオール安息香酸エステル】 女性ホルモンによる脱毛抑制効果を期待して、女性ホルモン成分の一種であるエストラジオール安息香酸エステルが配合されている場合があります。
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注意 …… 頭皮から吸収されて循環血液中に入る可能性を考慮し、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けます。 【(c)正しい ―― カルプロニウム塩化物】 アセチルコリンと異なり、コリンエステラーゼによる分解を受けにくく、作用が持続するとされています。 働き …… 末梢組織においてアセチルコリンに類似した作用 (コリン作用)を示し、頭皮の血管を拡張させて毛根への血行を促すことによる 発毛効果を期待して用いられます。 副作用 …… コリン作用による 局所の発汗、それに伴う寒気、震え、吐きけが現れることがあります。 【(d)が誤り ―― タデ科であってウコギ科ではない】 カシュウは、タデ科のツルドクダミの塊根を基原とする生薬で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられます。 ウコギ科の生薬 …… チクセツニンジンです。 ウコギ科のトチバニンジンの根茎を基原とし、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられます。 設問はチクセツニンジンの基原と作用をカシュウに当てています。 毛髪用薬の生薬 …… カシュウ …… タデ科のツルドクダミの塊根。       脂質代謝を高め、余分な皮脂を取り除く チクセツニンジン …… ウコギ科のトチバニンジンの根茎。         血行促進、抗炎症 ヒノキチオール …… ヒノキ科のタイワンヒノキ、         ヒバ等から得られた精油成分。         抗菌、血行促進、抗炎症 サンショウ …… ミカン科のサンショウの果皮。鎮痛等

出典:登録販売者試験 令和7年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ

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