止瀉薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第72問
止瀉薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。a タンニン酸ベルベリンは、タンニン酸(収斂作用)とベルベリン(抗菌作用)の化合物であり、消化管内ではタンニン酸とベルベリンに分かれて、それぞれ止瀉に働くことを期待して用いられる。b 天然ケイ酸アルミニウムは、その抗菌作用により、細菌感染を原因とする下痢の症状を鎮めることを目的として配合される。c 沈降炭酸カルシウムは、腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として配合されている場合がある。d ロペラミド塩酸塩は、腸管の運動を低下させる作用を示し、胃腸鎮痛鎮痙薬との併用は避ける必要がある。
- (1)a: 正 b: 誤 c: 正 d: 正
- (2)a: 誤 b: 正 c: 誤 d: 正
- (3)a: 誤 b: 誤 c: 正 d: 誤
- (4)a: 正 b: 誤 c: 誤 d: 誤
- (5)a: 正 b: 正 c: 誤 d: 誤
正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(a)(c)(d)です。
【(a)正しい ―― タンニン酸ベルベリン】
タンニン酸(収斂作用)とベルベリン(抗菌作用)の化合物で、消化管内ではタンニン酸とベルベリンに分かれて、それぞれ止瀉に働くことを期待して用いられます。
紛らわしい成分 …… タンニン酸アルブミンは牛乳由来のカゼインを含むため、牛乳にアレルギーがある人は使用できません。
名前が似ているので区別しておいてください。
【(b)が誤り ―― 天然ケイ酸アルミニウムは吸着成分】
天然ケイ酸アルミニウムは、腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的とする吸着成分です。抗菌作用はありません。
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腸内殺菌成分 ……
ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリン、アクリノール等。
これらは細菌性の下痢や食中毒のときに限定して使用されるものであり、下痢の予防で服用したり、漫然と使用したりすることは避けます。
【(c)正しい ―― 沈降炭酸カルシウム】
腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として配合されます。炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、リン酸水素カルシウム等も同様です。
【(d)正しい ―― ロペラミドと併用の注意】
ロペラミド塩酸塩は腸管の運動を低下させる作用を示し、胃腸鎮痛鎮痙薬との併用は避ける必要があります。作用が重複して、イレウス様症状を生じるおそれがあるためです。
その他の注意 ……
食あたりや水あたりによる下痢は適用対象外。
15歳未満の小児には適用がありません。
中枢神経系を抑制する作用があるため、副作用としてめまいや眠気が現れることがあり、乗物又は機械類の運転操作を避けます。
また、まれにイレウス様症状を生じます。
出典:登録販売者試験 令和5年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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