消毒薬の殺菌消毒成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。…
主な医薬品とその作用 第96問
消毒薬の殺菌消毒成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。a 日本薬局方に収載されているクレゾール石鹸液(クレゾール石ケン液)は、原液を水で希釈して用いられるが、刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないようにする必要がある。b エタノールのウイルスに対する不活性効果は、イソプロパノールよりも低い。c 次亜塩素酸ナトリウムは、強い還元力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示す。d トリクロルイソシアヌル酸(トリクロロイソシアヌル酸)は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
- (1)(a、b)
- (2)(a、d)
- (3)(b、c)
- (4)(b、d)
- (5)(c、d)
正答 (2)
正答は (2)。正しいのは(a)(d)の2つです。
【(a)正しい ―― クレゾール石鹸液】
原液を水で希釈して用いますが、刺激性が強いため原液が直接皮膚に付着しないようにする必要があります。付着した場合は直ちに石鹸水と水で洗い流し、炎症等を生じたときには医師の診療を受けます。
効果の範囲 …… クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して広い殺菌消毒作用を示しますが、大部分のウイルスに対する殺菌消毒作用はありません。
【(b)が誤り ―― エタノールのほうが高い】
エタノールのウイルスに対する不活性効果は、イソプロパノールよりも高いとされています。設問は「低い」としており逆です。
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エタノールの注意 …… 脱脂による肌荒れを起こしやすく、皮膚に繰り返し使用する場合は適さないことがあります。
粘膜刺激性があるため、粘膜面や目の周り、傷がある部分への使用は避けます。
また、揮発性で引火しやすく、広範囲に長時間使用する場合は火気に注意が必要です。
【(c)が誤り ―― 「還元力」ではなく「酸化力」】
次亜塩素酸ナトリウムは、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示します。還元力ではありません。
次亜塩素酸ナトリウムの注意 …… 皮膚刺激性が強く、通常、人体の消毒には用いられません。
金属腐食性があり、プラスチックやゴム製品を劣化させます。
有機物(吐瀉物、血液等)の影響を受けやすいため、対象物を洗浄した後に使用したほうが効果的です。
また、酸性の洗剤と混ざると有毒な塩素ガスが発生します。
【(d)正しい ―― トリクロルイソシアヌル酸】
塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い成分です。
出典:登録販売者試験 令和3年度(神奈川県 公表問題)出典元ページ
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最終更新日
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