前線に関する説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空気象 第5問

前線に関する説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)前線面のなす傾斜角は普通1/50から1/300くらいの角度であり、傾斜が急なほど前線面に起こる空気の鉛直運動が弱くなり、雲の発生、発達が穏やかになる。(b)前線は気圧の低い谷のなかにできる。(c)地表近くの空気は等圧線を横切って気圧の低いところに向かって吹くため、寒暖両気団から前線に向かって吹き寄せる空気は、地上に現れず上空に向かって吹いている。(d)前線を形成するための両気団の勢力の差によって、できる前線の種類が決まる。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(b)(c)(d)の三つです。 (a)誤り。前線面の傾きがおよそ1/50〜1/300というところまでは正しいのですが、傾きが急なほど前線面での空気の上下運動は「強く」なり、雲の発生・発達が盛んになります。寒冷前線(傾きが急)で積乱雲が発達しやすいのはこのためです。(b)正しい。前線は、気圧の低い谷の中にできます。前線を横切ると風向が変わるのはこのためです。(c)正しい。地表近くの空気は摩擦で等圧線を横切り、気圧の低い谷(前線)へ両側から吹き込みます。吹き寄せた空気は地上にはたまれないので、上空へ向かう流れになります。(d)正しい。両側の気団のどちらの勢力が強いかで、温暖前線(暖気が強い)、寒冷前線(寒気が強い)、停滞前線(ほぼ同じ)が決まります。
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【温暖前線と寒冷前線】 温暖前線 傾き緩やか(1/100〜1/300程度)      広い範囲に層状の雲、しとしとした雨 寒冷前線 傾き急(1/50〜1/100程度)      狭い範囲に積乱雲、強いしゅう雨・突風・雷

出典:令和元年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問5(国土交通省 公表)出典元ページ

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