雲とその性質に関する記述(a)~(d)の正誤の組み合わせで正しいものはどれか。…

航空気象 第4問

雲とその性質に関する記述(a)~(d)の正誤の組み合わせで正しいものはどれか。(a)巻雲、巻層雲などの上層雲は、大部分が氷晶からできている。(b)太陽や月の暈(かさ)は、氷晶でなければ生じない。(c)雲は氷晶か微小水滴からなり、過冷却水であることはない。(d)層雲は、雨や雪などの現象を伴わないことが多く、あっても霧雨程度である。

正答 (4)
正答は (4)。(a)正、(b)正、(c)誤、(d)正です。 【(c)が誤り ―― 過冷却水滴は存在する】 雲粒は0℃を下回っても、すぐには凍りません。0℃以下でも液体のままの水滴を過冷却水滴といい、雲の中にごく普通に存在します。 0℃ ~ -10℃ …… ほとんどが過冷却水滴 -10℃ ~ -20℃ …… 過冷却水滴と氷晶が混在 -20℃以下    …… 氷晶が主体 過冷却水滴は、機体に触れた瞬間に凍りつきます。これが着氷の正体であり、-3℃から-10℃あたりで強い着氷が起こるのは、この温度帯に大粒の過冷却水滴が多いためです。
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「過冷却水であることはない」という記述は、着氷という現象そのものを否定することになってしまいます。 【(a)上層雲は氷晶】 巻雲・巻層雲・巻積雲といった上層雲は高度が高く気温が低いため、大部分が氷晶でできています。 【(b)暈は氷晶でなければ生じない】 太陽や月のまわりに見える暈(かさ)は、氷晶による光の屈折で生じます。氷晶の断面が六角形であるため、視半径22°の環になります。 暈 …… 氷晶による屈折 → 半径22°の大きな環 光冠 …… 水滴による回折 → 太陽・月のすぐ周りの小さな輪 巻層雲に暈が出れば、上空に氷晶の層があるということで、温暖前線の接近を示す目安になります。 【(d)層雲は霧雨程度】 層雲は薄く、上昇流も弱いため、雨や雪を伴わないことが多く、降っても霧雨程度です。

出典:令和5年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空気象 問4(国土交通省 公表)出典元ページ

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