航空法施行規則第166条の2(異常事態の報告)において(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(4)の中…

航空法規等 第13問

航空法施行規則第166条の2(異常事態の報告)において(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(4)の中から選べ。(a)空港等及び航空保安施設の機能の障害(b)気流の擾乱その他の異常な気象状態(c)火山の爆発その他の地象又は水象の激しい変化(d)航空機の航行の安全に障害となる事態

正答 (4)
正答は (4)。四つとも報告すべき事態です。 【異常事態の報告】 施行規則第166条の2は、機長が国土交通大臣に報告すべき異常な事態として、次のようなものを挙げています。 (a)空港等及び航空保安施設の機能の障害 (b)気流の擾乱その他の異常な気象状態 (c)火山の爆発その他の地象又は水象の激しい変化 (d)航空機の航行の安全に障害となる事態 【四つの性質】 (a)…… 施設の異常 (b)…… 気象の異常 (c)…… 地象・水象の異常 (d)…… その他を拾う受け皿
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原因の種類ごとに並べ、最後に包括的な規定を置く、という条文のつくりです。 【なぜ報告するのか】 これらの情報は、後から飛ぶ他の航空機に役立ちます。 進入灯が消えている ある高度に強い乱気流がある 火山の噴煙が広がっている いずれも、知っていれば避けられる危険です。報告された情報はノータムや気象情報として他機に伝えられます。 自分の飛行は終わっても、情報は次の便を守る これが報告制度の基本的な考え方です。 【(c)が入っている理由】 火山の噴火は、航空にとって極めて重大な脅威です。 火山灰がエンジンに吸い込まれる  → 溶けてタービンに付着する  → 全発動機が停止することがある レーダーには映らず、夜間や雲中では目視もできません。だからこそ、実際に遭遇した機からの報告が決定的に重要になります。 【(d)の受け皿規定】 「航空機の航行の安全に障害となる事態」という包括的な規定があるおかげで、(a)〜(c)に当てはまらない新しい種類の危険も報告の対象になります。 レーザー光の照射 無人航空機との接近 鳥の大群 条文を書いた時点で想定していなかった事態を拾えるようにしてあります。 【他の報告規定との違い】 第166条の2 …… 異常事態(外部の環境が原因) 第166条の4 …… 事故が発生するおそれがある事態         (その飛行が事故になりかけた) 第221条の2 …… 安全上の支障を及ぼす事態         (安全の余裕が削られた) 三つは目的も対象も異なります。設問がどの条文を問うているかを最初に確認してください。

出典:令和4年7月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空法規等 問13(国土交通省 公表)出典元ページ

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