VOLMETの説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空通信 第13問

VOLMETの説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)日本は音声放送によりHFとVHFにより気象情報を提供している。(b)日本は太平洋グループに属している。(c)担当する各飛行場の気象情報を英語と日本語により発信している。(d)日本は成田、東京、新千歳、中部、関西、福岡、那覇の気象情報を担当している。

正答 (1)
正答は (1)。正しいのは(b)だけの1つです。 【VOLMETとは】 飛行中の航空機に向けて、飛行場の気象情報を放送する業務です。 操縦士が呼びかけなくても聞ける 一定の周期で繰り返し放送される 問い合わせの交信を減らし、周波数の混雑を避けるための仕組みです。 【(b)正しい ―― 太平洋グループ】 日本は太平洋(地域の)グループに属しています。 VOLMET放送は地域ごとにグループを作り、同じ周波数を時間で分け合って放送しています。グループ内で時間帯を分担することで、限られた周波数で多くの地域をカバーできます。
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【(a)が誤り ―― HFによる放送】 日本のVOLMETはHF(短波)による放送です。 HFが使われるのは、洋上の遠方まで届くからです。 VHF …… 見通し距離のみ。洋上では届かない HF …… 電離層に反射して遠方まで届く 太平洋を横断する機に情報を届けるには、HFでなければなりません。「HFとVHF」という記述は実態と合いません。 【(c)が誤り ―― 英語のみ】 VOLMETの放送は英語で行われます。日本語では放送されません。 国際線の運航乗務員には外国人も多く、航空の共通語は英語です。二か国語で放送すれば時間も倍かかり、限られた放送時間に収まりません。 【(d)が誤り ―― 対象飛行場の顔ぶれが合わない】 設問に挙げられた飛行場の組み合わせは、実際に日本のVOLMETが担当している飛行場と一致しません。 この設問は繰り返し出題されており、回によって飛行場の顔ぶれが少しずつ変えられています。しかし正答はいつも「1つ」です。つまり(d)はどの回でも誤りとされています。 【ATISとの違い】 ATIS …… その空港の情報を、VHFで、       空港周辺の機に向けて放送 VOLMET …… 複数の空港の情報を、HFで、       洋上を含む広い範囲に向けて放送 近づいてから聞くのがATIS、遠くにいるうちに聞くのがVOLMET、という使い分けです。 【運航管理での使い道】 長距離便では、目的地に近づく前に気象の推移を把握しておく必要があります。VOLMETは、洋上で最新の実況を得る数少ない手段の一つです。

出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空通信 問13(国土交通省 公表)出典元ページ

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