速度調整の説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。…

航空通信 第19問

速度調整の説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(1)~(5)の中から選べ。(a)管制官が指示対気速度(IAS)又はマック数を確認する際は次の用語が使用される。「REPORT SPEED」「REPORT MACH NUMBER」(b)指示された特定速度(IAS)のプラスマイナス10ノット、又は指示された特定マック数のプラスマイナス0.03の範囲内で飛行しなければならない。(c)最低進入速度への指示は「REDUCE TO MINIMUM APPROACH SPEED」の用語が使用される。(d)「Climb via SID」又は「Descend via STAR」が指示された場合、それ以前に指示されていた速度調整は自動的に終了する。

正答 (3)
正答は (3)。正しいのは(a)(c)(d)の3つです。 【(b)が誤り ―― マック数の許容幅】 維持すべき範囲は、 指示された特定速度(IAS) …… プラスマイナス10ノット 指示された特定マック数  …… プラスマイナス0.02 設問は「0.03」としており、基準と合いません。 【なぜ許容幅があるのか】 乱気流や風の変化があるなかで、速度を1ノットの狂いもなく保ち続けることはできません。 許容幅がない → 守れない基準になる 許容幅が広すぎる → 間隔設定の前提が崩れる
解説の続きをみる続きを閉じる
管制が想定する間隔を維持できる範囲として、10ノット・0.02という幅が定められています。この範囲を超えそうなら、管制に通報する必要があります。 【(a)正しい ―― 確認の用語】 「REPORT SPEED」 …… 指示対気速度を報告せよ 「REPORT MACH NUMBER」 …… マック数を報告せよ 速度で管理する空域とマック数で管理する空域があるため、用語が分かれています。一般に高高度ではマック数、低高度では指示対気速度で管理します。 【(c)正しい ―― 最低進入速度】 「REDUCE TO MINIMUM APPROACH SPEED」 進入間隔を確保するため、その機が安全に維持できる最も遅い速度まで減速させる指示です。 どこまで減速できるかは機種と重量で違うため、具体的な数値ではなく「最低進入速度まで」という指示の形をとります。 【(d)正しい ―― 自動的な終了】 「Climb via SID」または「Descend via STAR」が指示された場合、それ以前に指示されていた速度調整は自動的に終了します。 SIDやSTARには、経路上の各地点で守るべき速度制限があらかじめ組み込まれています。 これまでの速度調整 …… 管制官がその場で出したもの SID/STARの速度制限 …… 方式に組み込まれたもの 二つが同時に生きていると、どちらに従うべきか判断できません。「via」の指示に切り替わった時点で、前者は終了します。 【速度調整が自動的に終了するその他の場合】 他の管制機関にレーダーハンドオフされたとき 進入許可が発出されたとき いずれも「状況の枠組みが切り替わったとき」です。前の管制官の意図は次の場面では通用しないので、いったん白紙に戻すという考え方になっています。

出典:令和5年3月期 航空従事者学科試験 運航管理者 航空通信 問19(国土交通省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

この問題はほかの試験・回でも出ています

「航空通信」のほかの問題

  1. 令和3年7月期 第1問航空交通業務の種類で誤りはどれか。
  2. 令和4年3月期 第10問到着機に対するRVR値の通報時期の説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつあるか。(
  3. 令和4年7月期 第19問視認進入(Visual Approach)の説明(a)~(d)のうち、正しいものはいくつ
  4. 平成31年3月期 第8問航空情報サーキュラー(AIC)の説明で誤りはどれか。
  5. 令和元年7月期 第17問受信証の発出要領で誤りはどれか。
  6. 令和2年7月期 第8問航空情報の説明で誤りはどれか。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク