次の記述は、コンデンサの構造や用途について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。…
無線工学 無線工学 A-1
次の記述は、コンデンサの構造や用途について述べたものである。[ ]内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号から選べ。(1) コンデンサは構造や材質などによっていろいろな種類に分類されるが、雲母の薄片にスズ等の金属はくを電極として付けた[A]コンデンサは、絶縁性が良く温度及び周波数特性ともに優れている。(2) ロール状のアルミニウムはくの表面に形成された、極めて薄い酸化皮膜を誘電体としたものは[B]コンデンサと呼ばれ、大容量のものが作れるが、一般には極性があるので直流用として用いられる。(3) 絶縁体として磁器を用いたものをセラミックコンデンサといい、[C]が大きいためコンデンサの形状を小さくすることができる。
- (1)A: マイカ B: 電解 C: 比誘電率
- (2)A: マイカ B: フィルム C: 比透磁率
- (3)A: タンタル B: 電解 C: 比透磁率
- (4)A: タンタル B: フィルム C: 比誘電率
正答 (1)
正答は (1)。
【結論】
A 雲母(マイカ)の薄片に金属はくを電極として付けたものはマイカコンデンサです。絶縁性が良く、温度特性・周波数特性ともに優れているので、高周波の同調回路や発振回路に使われます。
B アルミニウムはくの表面にできた極めて薄い酸化皮膜を誘電体にしたものは電解コンデンサです。誘電体が非常に薄いので大容量にできますが、極性があるため直流回路(電源の平滑など)で使います。
C セラミックコンデンサは、磁器(酸化チタンやチタン酸バリウムなど)の比誘電率が大きいので、同じ静電容量なら形状を小さくできます。
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したがって「マイカ・電解・比誘電率」の (1) です。
【誤りの選択肢】
(2) (4) フィルムコンデンサは、プラスチックのフィルムを誘電体にしたもので、酸化皮膜を使うものではありません
(2) (3) 比透磁率は磁性体の性質で、コンデンサの小形化とは関係しません
(3) (4) タンタルコンデンサは、タンタルの酸化皮膜を誘電体にした電解コンデンサの一種で、雲母は使いません
【覚え方】
静電容量は C = ε0εrS/d で、比誘電率εrが大きいほど、また誘電体が薄い(dが小さい)ほど大きくなります。セラミックは「εrが大きい」、電解は「誘電体が薄い」ことで小形・大容量を実現しています。
出典:2026年(令和8年)5月期 第一級アマチュア無線技士 無線工学 A-1(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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