図に示すように、環状鉄心に巻いた二つのコイルA及びBを接続したとき、端子ad間のインダクタンスの値として、最も近いものを…
無線工学 無線工学 A-2
図に示すように、環状鉄心に巻いた二つのコイルA及びBを接続したとき、端子ad間のインダクタンスの値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、Aの自己インダクタンスは40〔mH〕、Bの巻数はAの1/2とする。また、磁気回路には漏れ磁束はないものとする。
- (1)30〔mH〕
- (2)45〔mH〕
- (3)60〔mH〕
- (4)75〔mH〕
- (5)90〔mH〕
正答 (5)
正答は (5)。
【結論】
漏れ磁束のない同じ鉄心に巻いたコイルでは、自己インダクタンスは巻数の2乗に比例します。Bの巻数はAの1/2なので、
LB = 40 × (1/2)² = 10〔mH〕
漏れ磁束がないので結合係数k = 1とし、相互インダクタンスMは、
M = k√(LALB) = √(40 × 10) = 20〔mH〕
端子bとcをつないだ直列接続で、図の巻き方では二つのコイルの磁束が鉄心の中で同じ向きに加わる和動接続になります。端子ad間の合成インダクタンスは、
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L = LA + LB + 2M = 40 + 10 + 40 = 90〔mH〕
【誤りの選択肢】
(1)〜(4) 和動接続の式 LA+LB+2M に、LB=10〔mH〕、M=20〔mH〕を正しく入れた値になりません。なお、差動接続(磁束が打ち消し合う向き)なら 40+10-40=10〔mH〕で、選択肢にはありません
【見分け方】
巻数比が1/2ならインダクタンスは1/4です。「巻数の2乗に比例」を忘れて LB=20〔mH〕とすると、計算がずれます。
出典:2026年(令和8年)5月期 第一級アマチュア無線技士 無線工学 A-2(公益財団法人日本無線協会 公表)出典元ページ
最終更新日
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