硝安油剤爆薬(アンホ爆薬)を圧縮空気で装填し、電気発破する場合の留意事項に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれ…
発破の方法 第7問
硝安油剤爆薬(アンホ爆薬)を圧縮空気で装填し、電気発破する場合の留意事項に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)装填作業中に発生する静電気を除去するための装填機の接地では、軌条、鉄管又は常設の電気接地系統を使用することなく、別途設ける。
- (2)装填機の本体は、ステンレス製又はアルミニウム製であって、すず、亜鉛などの硝安油剤爆薬(アンホ爆薬)の分解を助長する物質は用いられていないものを使用する。
- (3)硝安油剤爆薬(アンホ爆薬)を圧縮空気で装填する場合の親ダイの装填では、込め棒ではなく、装填用ホースを使用する。
- (4)装填作業を行う際は、必要に応じ、保護メガネ、防じんマスク、保護手袋などの保護具を使用する。
- (5)硝安油剤爆薬(アンホ爆薬)は湿気に弱いので、装填後はできるだけ速やかに点火する。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でない記述です。
硝安油剤爆薬を圧縮空気で装填する場合でも、親ダイの装填には装填用ホースを使用してはなりません。込め棒で装填します。
【なぜ親ダイをホースで送ってはいけないのか】
親ダイには、雷管が挿してある
圧縮空気で吹き飛ばせば、衝撃と摩擦で起爆するおそれがあります。また、ホースの中で引っかかれば、脚線が切れたり、雷管が抜けたりします。
装填機で送れるのは、雷管の付いていないアンホ爆薬だけです。親ダイは、手で、込め棒を使って装填します。
【ほかの選択肢】
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(1) 装填機の接地は、軌条、鉄管又は常設の電気接地系統を使用
することなく、別途設ける 適切
(2) 装填機の本体は、ステンレス製又はアルミニウム製であって、
すず、亜鉛などの硝安油剤爆薬の分解を助長する物質は
用いられていないものを使用する 適切
(4) 必要に応じ、保護メガネ、防じんマスク、保護手袋などの
保護具を使用する 適切
(5) 硝安油剤爆薬は湿気に弱いので、装填後はできるだけ速やかに
点火する 適切
【(1)の接地】
軌条や鉄管には、迷走電流が流れていることがある
そこへ装填機をつなげば、その電流が装填機を通って雷管に流れ込むおそれがあります。静電気を逃がそうとして、別の電気を呼び込んでしまうのです。だから専用の接地極を別に設けます。
【(2)のすず・亜鉛】
硝酸アンモニウムは、金属と反応して分解が進むことがある
特にすずや亜鉛は、硝安油剤爆薬の分解を助長します。装填機の本体には、反応しにくいステンレスやアルミニウムを使います。
【静電気の除去が要るわけ】
圧縮空気で粒状の爆薬を吹き込むと、摩擦で静電気が生じる
その静電気が放電すれば、電気雷管が起爆しかねません。装填用ホースにも、鋼線入りや導電性のものを使います。
【湿気に弱いわけ】
硝酸アンモニウムは吸湿性が強い
湿気を吸うと固まり、起爆しにくくなります。
出典:発破技士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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