電気発破の結線及び配線に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。…

発破の方法 第9問

電気発破の結線及び配線に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。

正答 (3)
正答は (3)。これが適切でない記述です。 電気雷管の脚線の結線方法は、できるだけ直列結線を採用します。「並列結線」ではありません。 【直列結線を採用するわけ】 すべての雷管に同じ電流が流れる 並列結線では、抵抗のばらつきによって電流が偏ります。少ない電流しか流れなかった雷管は、不発になりかねません。 【断線の影響についての記述は正しい】 直列 一箇所の断線で全部が不発 並列 断線したものだけが不発、残りは爆発 直並列 断線した回路だけが不発、他の回路は爆発 この部分は正しい記述です。そこから導かれる結論だけが逆になっています。
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【なぜ全部不発のほうがよいのか】 導通試験で事前に確かめられるから 全部不発になるなら、点火前の抵抗測定で必ず分かります。逆に、一部だけ不発になる並列結線では、測っても気づけないことがあります。 中途半端に一部だけ残るほうが、かえって危ないのです。残った不発火薬は、次の掘削で事故を招きます。 【ほかの選択肢】 (1) 発破母線は発破器側の端を短絡し、反対側の端を長短   不ぞろいにしておく             適切 (2) 水中・水孔発破では、水中での結線箇所をできるだけ少なくし、   防水の措置を講じる            適切 (4) 点火前の抵抗測定は、装塡箇所から30m以上離れた安全な場所で   行うのが原則だが、1mA以下の光電池式導通試験器を用いる   場合はこの限りでない             適切 (5) 全抵抗の実測値は90~110%の範囲がよく、実測値が計算値   より小さい場合はリーク又は短絡が疑われる  適切 【(5)の読み方】 実測値が小さい → どこかで電流が近道をしている リーク(漏れ)や短絡があれば、その分だけ抵抗が下がります。逆に実測値が大きいなら、接触不良や断線が疑われます。 どちらへずれたかで、疑うべき原因が変わるのです。 【(4)の30m】 万一起爆しても、被害が及ばない距離 ただし、光電池式導通試験器のように1mA以下の微弱な電流しか流せないものなら、起爆の危険がないので例外とされます。

出典:発破技士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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