温度検出器に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。…

ボイラーの構造に関する知識 第9問

温度検出器に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。A バイメタル式温度検出器は、熱膨張率の異なる2種類の薄い金属板を張り合わせたバイメタルにより、接点をオンオフするもので、振動により誤差が出ることがあるが、直動式のため応答速度が速い。B 溶液密封式温度検出器の感温体は、ボイラー本体に直接取り付ける場合と、保護管を用いて取り付ける場合がある。C 測温抵抗体は、金属の電気抵抗が温度変化によって一定の割合で変化する性質を利用して温度を測定するもので、使用する金属には、温度に対する抵抗変化が一定であること、温度係数が小さいことなどの要件が必要である。D 熱電対は、2種類の材質の異なる金属線の両端を接合し、閉回路を作ったもので、両端で温度差が生じると回路中にその金属固有の熱起電力が発生する原理を利用して、温度を測定するものである。

正答 (5)
正答は (5)。B,Dが適切です。 【A 適切でない】 バイメタル式温度検出器の応答速度は、速いのではなく遅いのが特徴です。 金属板そのものが温まって反らなければ動きません。熱が伝わり、形が変わるまでの時間がかかります。振動により誤差が出ることがある、という点はそのとおりです。 【C 適切でない】 測温抵抗体に使う金属に求められるのは、温度係数が大きいことです。小さいこと、では逆です。 温度係数が大きいほど、少しの温度変化で抵抗が大きく動きます。読み取りやすくなるので、測りやすい金属ということになります。なお「温度に対する抵抗変化が一定であること」は、そのとおりです。
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【B 適切】 溶液密封式温度検出器の感温体は、ボイラー本体に直接取り付ける場合と、保護管を用いて取り付ける場合があります。 【D 適切】 熱電対は、2種類の材質の異なる金属線の両端を接合して閉回路を作り、両端で温度差が生じると回路中に熱起電力が発生する原理を利用します。 【「変化が一定」と「係数が大きい」の違い】 一定 温度と抵抗の関係がまっすぐで、換算がしやすい 大きい 変化の幅そのものが広く、読み取りやすい どちらも要る性質で、向きが違います。ここを入れ替えるのが、この設問の作りです。

出典:一級ボイラー技士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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