ボイラーの腐食に関する次の文中の[  ]内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれ…

ボイラーの取扱いに関する知識 第20問

ボイラーの腐食に関する次の文中の[  ]内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。「水中に溶存酸素が存在する場合、ボイラー水中の鉄は、電子を放出し、鉄イオンとなって水中に溶出する。放出された電子は、水と反応して[A]を生成する。鉄イオンと[A]は反応して[B]を生成し、更に溶存酸素と反応し腐食が進行する。一方、[B]は分解してマグネタイトとなり、保護皮膜を生成する。この保護皮膜の溶解度は温度によるが、pH9~12の範囲で[C]となる。」

正答 (1)
正答は (1)。A=水酸化物イオン、B=水酸化第一鉄、C=最低です。 腐食は、鉄が電子を手放すところから始まります。手放された電子の行き先と、できた鉄イオンの行く末をたどると、文の空欄が埋まります。 【腐食の道筋】 1 鉄が電子を放出し、鉄イオンとなって水中に溶け出す 2 放出された電子は、水と反応して水酸化物イオンをつくる(A) 3 鉄イオンと水酸化物イオンが反応して水酸化第一鉄になる(B) 4 さらに溶存酸素と反応して腐食が進む 5 一方、水酸化第一鉄は分解してマグネタイトとなり、保護皮膜をつくる
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【C 最低】 この保護皮膜の溶解度は、pH9〜12の範囲で最低になります。溶けにくいということは、皮膜が残りやすいということです。 だからボイラー水は弱アルカリ性に保ちます。酸性にすれば皮膜が溶け、むき出しの鉄が侵されます。 【水素イオンでないわけ】 電子を放出する側があれば、受け取る側が要る 鉄が電子を手放し、水がそれを受け取って水酸化物イオンになります。水素イオンは、逆に電子を受け取って水素ガスになる側です。向きが合いません。 【マグネタイトが守りになるわけ】 ち密で、溶けにくく、はがれにくい 錆にも種類があり、ぼろぼろと落ちるものは守りになりません。

出典:一級ボイラー技士 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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