ボイラーの内面腐食に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。…
ボイラーの取扱いに関する知識 第20問
ボイラーの内面腐食に関するAからDまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。A グルービングは、ボイラー胴、鏡板、炉筒などの鉄面や管の水側部に発生しやすい。B 異種金属接触腐食は、異種金属がその電位差により、水を介して電気的に生じる腐食である。C ボイラー水のpHを酸性に保つことは、腐食抑制に効果的である。D アルカリ腐食は、熱負荷の高い管壁とスケールとの間で、水酸化ナトリウムの濃度が高くなりすぎたときに生じる。
- (1)A,B,D
- (2)A,C
- (3)A,C,D
- (4)B,C
- (5)B,D
正答 (5)
正答は (5)。B,Dが適切です。
【A 適切でない】
グルービングは、平らな面に広く出るものではありません。応力が集中する特定の部分に、細長い溝状に現れる腐食です。
出やすいのは、鏡板のすみの丸み部、管取付部、炉筒と鏡板のつなぎ目など、曲げや伸縮の力が繰り返しかかるところです。
【C 適切でない】
ボイラー水は、酸性ではなく弱アルカリ性に保ちます。酸性にすれば腐食は進みます。
鉄は、アルカリ性の水の中では表面に安定した被膜ができ、それが内部を守ります。酸性ではその被膜が溶けます。
【B 適切】
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異種金属接触腐食は、異種金属がその電位差により、水を介して電気的に生じる腐食です。
【D 適切】
アルカリ腐食は、熱負荷の高い管壁とスケールとの間で、水酸化ナトリウムの濃度が高くなりすぎたときに生じます。
【アルカリがよいのに、アルカリ腐食もあるわけ】
濃さの問題
弱アルカリ性なら守りになりますが、スケールの下で局部的に煮詰まって濃くなりすぎると、こんどは被膜そのものを溶かします。pHを「適切な範囲に保つ」というのは、高すぎても低すぎてもいけない、という意味です。
出典:一級ボイラー技士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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