次の図は、左に溶接変形を示す図を、右にはそれに対応する変形の種類の名称を示しているが、図と名称との組合せとして、適切なも…
溶接施行方法の概要に関する知識 第14問
次の図は、左に溶接変形を示す図を、右にはそれに対応する変形の種類の名称を示しているが、図と名称との組合せとして、適切なもののみを全て挙げたものは(1)~(5)のうちどれか。
- (1)A,B
- (2)A,B,C
- (3)A,C
- (4)A,C,D
- (5)B,D
正答 (3)
正答は (3)。A,C の組合せが適切です。
【図と名称が合っているもの】
A 溶接線に直角な向きの矢印 → 横収縮 正しい
C 溶接の進行につれて、先の開先が開いたり閉じたりする
→ 回転変形 正しい
【合っていないもの】
B 両側の板が溶接線を軸に持ち上がっている図
→ これは角変形。「縦収縮」ではない
D T継手の全体が長手方向に弓なりに反っている図
→ これは縦曲がり変形。「角変形」ではない
【溶接変形の種類】
解説の続きをみる続きを閉じる
横収縮 溶接線に直角な方向に縮む
縦収縮 溶接線に沿った方向に縮む
角変形 溶接線を軸に、板が折れ曲がるように開く
回転変形 溶接の進行につれて、まだ溶接していない部分が
開いたり閉じたりする
縦曲がり変形 溶接線に沿って、全体が弓なりに反る
座屈変形 薄板が波打つ
【角変形が起きるわけ】
V形開先では、表側のほうが溶接金属が多く、縮みも大きい
上下で縮み方が違うので、板が起き上がります。X形開先にして表裏を交互に溶接すれば、打ち消し合います。
【縦曲がり変形が起きるわけ】
すみ肉溶接では、溶接線が部材の断面の端に寄っている
中心から外れた位置が縮むので、全体が弓なりになります。
【回転変形が起きるわけ】
溶接した部分が縮むと、まだ溶接していない先の開先が動く
板の拘束のしかたで、開く方向にも閉じる方向にも出ます。タック溶接やジグで押さえて防ぎます。
【図と名前を結び付けるこつ】
矢印の向きが溶接線に直角なら横、沿っていれば縦
折れ曲がるように見えたら角変形、弓なりなら縦曲がり
出典:普通ボイラー溶接士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「溶接施行方法の概要に関する知識」のほかの問題
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第14問溶着法について、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第12問溶接アークの性質について、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第20問突合せ溶接の場合のタック溶接について、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第18問サブマージアーク溶接法の施工要領に関するAからDまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第16問炭素鋼の溶接における予熱及び後熱に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第14問溶着法に関するAからDまでの記述で、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
スポンサーリンク


