ボイラー(小型ボイラーを除く。)及び第一種圧力容器(小型圧力容器を除く。)の次の溶接(自動溶接機による溶接を除く。)の業…
関係法令 第36問
ボイラー(小型ボイラーを除く。)及び第一種圧力容器(小型圧力容器を除く。)の次の溶接(自動溶接機による溶接を除く。)の業務に関するAからDまでの記述のうち、法令上、特別ボイラー溶接士でなければ行うことができないもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。A 鋼板の厚さが30mmのボイラーの胴の突合せ両側溶接の業務B 鋼板の厚さが50mmのボイラーの胴に管台を取り付ける溶接の業務C 鋼板の厚さが20mmの鏡板を厚さ18mmのボイラーの胴に取り付ける突合せ両側溶接の業務D 鋼板の厚さが30㎜の第一種圧力容器の胴にフランジを取り付ける溶接の業務
- (1)A
- (2)A,C,D
- (3)B,C
- (4)B,D
- (5)B,C,D
正答 (1)
正答は (1)。A だけです。
【普通ボイラー溶接士ができる範囲】
溶接部の厚さが25mm以下のボイラー・第一種圧力容器の溶接
管台、フランジ等を取り付ける溶接(厚さの制限なし)
自動溶接機による溶接、管(ボイラーでは主蒸気管及び給水管を除く)の周継手の溶接、圧縮応力以外の応力を生じない部分の溶接は、そもそも免許が要りません(安衛令第20条第4号)。
これを超えるもの、つまり厚さ25mmを超える突合せ溶接は、特別ボイラー溶接士でなければ行えません。
【当てはめる】
A 鋼板の厚さ30mmのボイラーの胴の突合せ両側溶接
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→ 25mmを超える突合せ溶接 特別のみ
B 鋼板の厚さ50mmの胴に管台を取り付ける溶接
→ 取付け溶接は厚さを問わない 普通でも可
C 厚さ20mmの鏡板を厚さ18mmの胴に取り付ける突合せ両側溶接
→ どちらも25mm以下 普通でも可
D 厚さ30㎜の第一種圧力容器の胴にフランジを取り付ける溶接
→ 取付け溶接は厚さを問わない 普通でも可
【問題文の読み方】
まず「突合せ継手か、取付け溶接か」を見る
突合せ継手なら、次に厚さを見る
この順で見れば、数字にまどわされません。BとDは50mm、30mmと大きな数字が出てきますが、取付け溶接なので普通で足ります。
【25mmで線を引く理由】
厚い板の突合せ溶接ほど、多層になり、割れの危険も大きい
板が厚くなるほど拘束が強くなり、溶接の難しさが急に増します。
【取付け溶接が厚さを問わないわけ】
管台やフランジの取付けは、胴そのものの強さを受け持つ継手ではない
胴の長手継手や周継手は、圧力を受け止める本体の継手です。そこが分かれ目になります。
【Cの読み方】
鏡板20mm、胴18mm → どちらも25mm以下
厚いほうを見ても25mmを超えません。
出典:普通ボイラー溶接士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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