溶接性が良い材料の判断基準として、適切でないものは次のうちどれか。…
溶接棒及び溶接部の性質の概要に関する知識 第21問
溶接性が良い材料の判断基準として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)溶接割れ感受性が低い。
- (2)切欠きぜい性が小さい。
- (3)じん性が低い。
- (4)溶接熱による焼きが入りにくい。
- (5)溶接しても伸びが小さくならない。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
溶接性が良い材料は、じん性が低いのではなく高いものです。
じん性とは、衝撃を受けたときに粘って耐える力のことです。低ければもろく、割れやすいということになります。溶接性が良い条件にはなりません。
【ほかの選択肢】
(1) 溶接割れ感受性が低い 正しい
(2) 切欠きぜい性が小さい 正しい
(4) 溶接熱による焼きが入りにくい 正しい
(5) 溶接しても伸びが小さくならない 正しい
【溶接性が良いとはどういうことか】
溶接しても割れない
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溶接しても、もろくならない
溶接しても、伸びが落ちない
言い方を変えれば、溶接という乱暴な熱処理を受けても、もとの性質をあまり失わないということです。
【「低い・小さい」がよいもの】
溶接割れ感受性 低いほどよい
切欠きぜい性 小さいほどよい
焼きの入りやすさ 入りにくいほどよい
【「高い・大きい」がよいもの】
じん性 高いほどよい
伸び 落ちないほどよい
この問題は、そのうちの一つだけ向きを逆にしたものです。
【焼きが入るとなぜ困るか】
硬くてもろい組織ができ、割れの起点になる
炭素量が多いほど焼きが入りやすいので、溶接するボイラー用鋼材は炭素量が0.35%以下に抑えられています。
【切欠きぜい性とは】
切欠き(角や傷)があるところで、急にもろくなる性質
溶接部には止端やクレータという切欠きが必ずできるので、この性質が小さい材料が向いています。
出典:普通ボイラー溶接士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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