ボイラーに取り付けられるステーの溶接に関するAからEまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5…
ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識 第7問
ボイラーに取り付けられるステーの溶接に関するAからEまでの記述について、適切なもののみを全てあげた組合せは、(1)~(5)のうちどれか。A 棒ステーを溶接で取り付ける場合は、ステーを板の穴に差し込んでその周囲を溶接し、かつ、ステーの軸に平行にせん断力の作用する面をステーの必要な断面積の1.25倍以上とする。B 棒ステーの端は、板の外面より内側になるようにする。C 棒ステーの溶接の脚長は、10mm以上とする。D ガセットステーの鏡板への取付けは、主としてせん断応力が働くため、K形溶接とする。E 斜めステーの鏡板の内面への取付けは、すみ肉溶接とする。
- (1)A,B,C,E
- (2)A,B,D
- (3)A,C
- (4)B,D,E
- (5)C,D,E
正答 (3)
正答は (3)。A,C が適切です。
【適切なもの】
A 棒ステーを溶接で取り付ける場合は、ステーを板の穴に差し込んで
その周囲を溶接し、かつ、ステーの軸に平行にせん断力の作用する
面をステーの必要な断面積の1.25倍以上とする
C 棒ステーの溶接の脚長は、10mm以上とする
【B、D、Eの誤り】
B 棒ステーの端は、板の外面より内側にしない
D ガセットステーの鏡板への取付けに働くのは、せん断応力では
なく主として引張応力
E 斜めステーの鏡板の内面への取付けは、すみ肉溶接としない
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【脚長の数字を分けて覚える】
管ステーの溶接の脚長 4mm以上、かつ、管の厚さ以上
棒ステーの溶接の脚長 10mm以上
管ステーと棒ステーで数字が違います。管ステーは管の厚さという条件が付き、棒ステーは10mmという値そのものです。
【ステーの端を引っ込めないわけ】
溶接の付け根が板の中に隠れ、確かめられない
板の外面と同じか、火炎に触れる側では10mmを超えない範囲で出します。出しすぎれば焼け落ちます。
【ガセットステーに働く力】
鏡板が圧力で膨らもうとする力を、斜めの板で胴へ受け渡す
板を引っぱる向きの力なので、引張応力です。だから鏡板への取付けは、のど厚の分しか受け持てないすみ肉溶接ではなく、K形溶接またはレ形溶接(完全溶込み)とします。
【1.25倍以上という数字】
溶接部が抜ける向きのせん断に対して、余裕をもたせる
ステー自身の必要断面積より、せん断を受ける面のほうを大きくしておく、という決め方です。
出典:特別ボイラー溶接士 2025年下半期実施分(2026年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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