揚貨装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
揚貨装置に関する知識 第1問
揚貨装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)揚貨装置は、船舶において荷を積卸しするため船舶又は岸壁に設置された荷役設備である。
- (2)デリック型式の揚貨装置のシングルデリックブームのガイレス荷役方式は、2本のカーゴランナーを使ってデリックブームを旋回させるものである。
- (3)デリック型式の揚貨装置のシングルデリックブームのガイ装備荷役方式では、ブーム先端の左右にガイワイヤロープを張り、それぞれのロープの引込み、巻出しを行うことにより、ブーム先端を所定の位置に動かして位置決めをする。
- (4)1個の共通旋回台に2台のジブクレーンを搭載したダブルタイプの揚貨装置は、荷を斜めづりしたり、船体が左右に大きく傾斜しても、ジブが揺れずに使用できる特長がある。
- (5)走行式橋形クレーン型式の揚貨装置は、荷役時には、クレーンガーダの先端部に設けられたデリックブームが船外に張り出す構造となっている。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切です。
ガイ装備荷役方式では、ブーム先端の左右にガイワイヤロープを張り、それぞれの引込み・巻出しによってブーム先端を動かし、位置を決めます。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 揚貨装置は船舶に設置された荷役設備。岸壁に設置された
ものは含まない
(2) ガイレス荷役方式は、2本のトッピングリフトワイヤロープ
でデリックブームを旋回させる。カーゴランナーではない
(4) ダブルタイプでも、斜めづりや船体の傾斜があればジブは揺れる
(5) 走行式橋形クレーン型式にデリックブームはない
解説の続きをみる続きを閉じる
【デリック型式の荷役方式】
ガイ装備方式 左右のガイワイヤロープを引込み・巻出しして
ブーム先端を動かす
ガイレス方式 ガイを使わず、2本のトッピングリフト
ワイヤロープの操作でブームを旋回させる
けんか巻き方式 2本のブームを固定し、2本のカーゴランナーを
1点でつないで荷を運ぶ
カーゴランナーは荷をつるロープであって、ブームを動かすロープではありません。(2)はそこを取り違えさせています。
【ロープの役割で分ける】
荷をつる カーゴワイヤロープ(カーゴランナー)
ブームを起伏 トッピングリフトワイヤロープ
ブームを旋回 ガイワイヤロープ、または
2本のトッピングリフトワイヤロープ
【岸壁のものは揚貨装置ではない】
岸壁に据え付けられたクレーン → クレーン
船舶に設置された荷役設備 → 揚貨装置
どこに付いているかで呼び名も、必要な資格も変わります。
【橋形クレーン型式】
荷役時にはクレーンガーダが船外へ張り出す
出典:揚貨装置運転士 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「揚貨装置に関する知識」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第1問揚貨装置に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第9問揚貨装置の制限荷重及び制限角度に関する次のAからDの記述について、適切なもののみを全て挙
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第7問図において、電動機の回転軸に固定された歯車Aが電動機の駆動により毎分1200回転し、これ
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第6問揚貨装具などに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第4問荷役用スリングとその用途の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第2問デリック型式の揚貨装置におけるロープなどに関する記述として、適切でないものは次のうちどれ
スポンサーリンク

