揚貨装置の制限荷重及び制限角度に関する次のAからDの記述について、適切なもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)のうち…
揚貨装置に関する知識 第9問
揚貨装置の制限荷重及び制限角度に関する次のAからDの記述について、適切なもののみを全て挙げた組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 制限荷重とは、揚貨装置の構造や材料に応じて安全に負荷させることができる最大の荷重をいう。B 制限荷重の中には、フック、スイベル、スリングなどのつり具の重量は含まれない。C デリック型式の揚貨装置の制限荷重は、デリックブーム1本だけで荷をつった場合の最大の荷重のことである。D デリック型式の揚貨装置に制限角度の標示がある場合は、その制限角度未満の角度で使用しなければならない。
- (1)A,B,C
- (2)A,C
- (3)A,D
- (4)B,C
- (5)C,D
正答 (2)
正答は (2)。A,C が適切です。
【適切なもの】
A 制限荷重とは、揚貨装置の構造や材料に応じて安全に負荷
させることができる最大の荷重
C デリック型式の制限荷重は、デリックブーム1本だけで
荷をつった場合の最大の荷重
【BとDの誤り】
B 制限荷重には、フック、スイベル、スリングなどのつり具の
重量が含まれます。「含まれない」が誤り
D 制限角度の標示があるときは、その角度以上で使わねば
なりません。「未満」では逆になります
【制限荷重とつり具】
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制限荷重 = 荷の重さ + つり具の重さ
つり具の重さも制限荷重のうちなので、実際に運べる荷の重さは制限荷重よりも小さくなります。クレーンの「つり上げ荷重」と「定格荷重」の関係と同じ考え方です。
【けんか巻きのときの荷重】
制限荷重は、ブーム1本で荷をつった場合の値
2本のブームを使うけんか巻き方式では、ロープが斜めに引き合うので、ブーム1本あたりにかかる力が大きくなります。制限荷重のまま荷をつってはいけません。
【制限角度】
デリックブームを、これ以上伏せてはいけないという角度
デリックブームは伏せるほどブームにかかる力が大きくなります。標示された角度を超えて伏せると、ブームや索が耐えられません。
【「以上」と「未満」】
以上 その値を含み、それより大きい
未満 その値を含まず、それより小さい
制限角度は、ブームをそれより伏せてはいけない限度なので、「以上」の角度で使うのが正しい書き方です。「未満」では、限度より伏せて使うことになり、向きが逆になります。
出典:揚貨装置運転士 2023年上半期実施分(2023年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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