下記に掲げるAからCまでの図のとおり、同一形状で質量が異なる三つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープ(以…

揚貨装置の運転のために必要な力学に関する知識 第37問

下記に掲げるAからCまでの図のとおり、同一形状で質量が異なる三つの荷を、それぞれ同じ長さの2本の玉掛け用ワイヤロープ(以下、本問において「ワイヤロープ」という。)を用いて、それぞれ異なるつり角度でつり上げるとき、これらの荷を、1本のワイヤロープにかかる張力の値が大きい順に並べたものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、いずれも荷の左右のつり合いは取れており、左右のワイヤロープの張力は同じとし、ワイヤロープの質量は考えないものとする。

揚貨装置運転士 2025年上半期(2025年10月公表) 第37問の図
正答 (5)
正答は (5)。張力の大きい順に、C B A です。 【1本にかかる張力】 荷の質量 ÷ 本数 × 張力係数 つり角度が大きくなるほど、ロープは横へ開き、同じ荷を支えるのにより大きな力が要ります。その倍率が張力係数です。 【張力係数】 つり角度   0°  1.00       30°  1.04       60°  1.16       90°  1.41       120°  2.00 90°で1.41(およそ√2)、120°で2.00。この二つを覚えておけば足ります。
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【それぞれを計算する(質量に置き換えた値)】 A 200 ÷ 2 × 1.16 = 116 B 190 ÷ 2 × 1.41 = 約134 C 180 ÷ 2 × 2.00 = 180 【大きい順に並べる】 C(180) > B(134) > A(116) 【この設問の作り】 荷が重いほど張力が大きい、とは限らない いちばん重いA(200㎏)がいちばん小さく、いちばん軽いC(180㎏)がいちばん大きくなります。つり角度が効いているからです。 【120°が境目】 張力係数が2.00 → 1本で荷の重さの全部を支えるのと同じ 2本でつっているのに、1本あたり荷の重さと同じ力がかかります。120°を超えてはいけないとされるのは、このためです。 【つり角度を小さくするには】 長いスリングを使う スプレッダを使って、上を狭める 【計算を速くする工夫】 質量÷2 までを先に出し、あとから係数を掛ける

出典:揚貨装置運転士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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