荷重に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。…
揚貨装置の運転のために必要な力学に関する知識 第38問
荷重に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- (1)ウインチのドラムには、曲げ荷重とねじり荷重がかかる。
- (2)カーゴフックには、主に圧縮荷重がかかる。
- (3)片振り荷重は、大きさは同じであるが、向きが時間とともに変わる荷重である。
- (4)荷重が繰り返し作用すると、比較的小さな荷重であっても機械や構造物が破壊することがあるが、このような現象を引き起こす荷重を静荷重という。
- (5)せん断荷重は、材料を押し縮めるように働く荷重である。
正答 (1)
正答は (1)。これが適切です。
ウインチのドラムには、曲げ荷重とねじり荷重がかかります。両端を軸受で支えられた軸として曲げを受け、回転させる力でねじられます。
【ほかの選択肢の誤り】
(2) カーゴフックには、主に引張荷重(と曲げ荷重)がかかる。
圧縮荷重ではない
(3) 片振り荷重は、向きは同じで大きさが変わる荷重。
「大きさは同じで向きが変わる」のではない
(4) 繰り返し作用して破壊を引き起こすのは繰返し荷重。
静荷重ではない
(5) せん断荷重は、材料をずらすように働く荷重。
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押し縮めるのは圧縮荷重
【荷重の種類と部材】
引張荷重 ワイヤロープ、ステー、カーゴフック
圧縮荷重 柱、ジブ
曲げ荷重 ガーダ(桁)、軸、ドラム
せん断荷重 ピン、ボルト、リベット
ねじり荷重 軸、ドラム
まっすぐ引かれるものが引張、押されるものが圧縮、たわむものが曲げ、ずらされるものがせん断、ひねられるものがねじり。
【フックにかかるのは引張】
荷をぶら下げるのだから、引っ張られる
同時に、口が開こうとするので曲げも受けます。圧縮ではありません。
【荷重のかかり方の分類】
静荷重 大きさも向きも変わらない
動荷重 時間とともに変わる
片振り荷重 向きは同じで、大きさが変わる
両振り荷重 向きも大きさも変わる
衝撃荷重 極めて短時間に急激に加わる
片振りは大きさだけ、両振りは向きも。字のとおりです。
【疲労破壊】
繰返し荷重により、小さな荷重でも壊れる
一度なら平気な力でも、何万回と繰り返すうちに壊れます。
出典:揚貨装置運転士 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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