基準点測量において、既知点Aから既知点Bへの視通を確保することができなかったため、既知点AをC点に偏心して観測を行い、次…
午前の部(測量・作図) 午前の部 第6問
基準点測量において、既知点Aから既知点Bへの視通を確保することができなかったため、既知点AをC点に偏心して観測を行い、次の〔表〕のとおりの結果を得た。この場合におけるC点と既知点Aを結んだ直線とC点と既知点Bを結んだ直線の時計回りの夾角(∠ACB)の値として最も近いものは、後記1から5までのうち、どれか。
- (1)81°25′
- (2)81°32′
- (3)81°43′
- (4)81°50′
- (5)81°56′
正答 (3)
正答は (3)。
【考え方】
〔表〕から、三角形ABCの3辺がすべて分かります。
AB=44.32 m(既知点Aから既知点B)
CB=44.67 m(C点から既知点B)
CA=3.23 m(偏心距離)
3辺が分かれば、余弦定理でC点の角(∠ACB)が求まります。
【計算】
cos∠ACB=(CA²+CB²-AB²)÷(2×CA×CB)
=(10.4329+1995.4089-1964.2624)÷(2×3.23×44.67)
=41.5794÷288.5682≒0.14409
解説の続きをみる続きを閉じる
∠ACB≒81.715°≒81°42′56″
最も近いのは (3) 81°43′ です。
【向きの確かめ】
既知点AはC点の西側にあり、AからBへの方向角は334°26′(北北西)です。C点から見ると、A点はほぼ西(方向角約249°)、B点は北西寄り(方向角約330°)の向きにあるので、CA方向から時計回りに測ってCB方向に達する角は約82°で、上の値と合います(反時計回りの約278°ではありません)。
【ほかの選択肢】
(1) 81°25′、(2) 81°32′、(4) 81°50′、(5) 81°56′ 誤り
いずれも余弦定理で求めた値と合いません。偏心距離が短いので、辺の長さの読み違いや2乗の計算の誤りがわずかでもあると、角は数分ずれます。
出典:2022年(令和4年度) 土地家屋調査士試験 午前の部 第6問(法務省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午前の部(測量・作図)」のほかの問題
- 2019年(令和元年度) 午前の部 第6問航空機に搭載されたカメラで地上を撮影した空中写真を用いて行う写真測量に関する次のアからオ
- 2021年(令和3年度) 午前の部 第3問50 m のナイロン製の巻尺を用いて,次の〔図〕の各点を結んだ直線を,A 区間,B 区間
- 2021年(令和3年度) 午前の部 第10問次の〔判読ポイント〕のアからカまでの内容は,空中写真に写された地上の情報から次の〔対象群
- 2023年(令和5年度) 午前の部 第6問次の〔図〕のとおり、A点から順次B点、C点、D点、E点及びA点について、閉合多角測量を行
- 2025年(令和7年度) 午前の部 第1問トータルステーションによる水平角観測において生じる次のアからオまでの誤差のうち、望遠鏡の
- 2025年(令和7年度) 午前の部 第7問電子基準点A及びBを既知点とし、新点CにGNSS測量機を設置して観測を行った。電子基準点
スポンサーリンク


