つり上げ荷重3t以上のクレーンの使用に関する記述として、法令上、正しいものは次のうちどれか。…
関係法令 第20問
つり上げ荷重3t以上のクレーンの使用に関する記述として、法令上、正しいものは次のうちどれか。
- (1)クレーンの運転者を、荷をつったままで、運転位置から離れさせてはならない。ただし、作業の性質上やむを得ない場合又は安全な作業の遂行上必要な場合に、電源を切り、かつ、ブレーキをかけるときは、この限りでない。
- (2)クレーン検査証を受けたクレーンを貸与するときは、借用者から当該検査証の提示を求められた場合には、求めに応じ提示する必要があるため、検査証は貸与者が引き続き所持しなければならない。
- (3)限定なしのクレーン・デリック運転士免許を有する労働者は、クレーンの運転の業務に従事中にクレーンの安全装置を臨時に取りはずす必要が生じたときは、あらかじめ事業者の許可を得ずに取りはずすことができる。ただし、当該安全装置を取りはずしたときは、直ちに事業者にその旨を報告しなければならない。
- (4)クレーンを用いて作業を行うときは、クレーンの運転者及び玉掛けをする者が当該クレーンの定格荷重を常時知ることができるよう、表示その他の措置を講じなければならない。
- (5)ジブクレーンについて、クレーン明細書に記載されているジブの傾斜角の範囲をこえて使用するときは、作業を指揮する者を選任し、その者の指揮のもとに作業を実施しなければならない。
正答 (4)
正答は (4)。これが正しい記述です。
クレーンを用いて作業を行うときは、クレーンの運転者及び玉掛けをする者が当該クレーンの定格荷重を常時知ることができるよう、表示その他の措置を講じなければなりません。
運転者も玉掛け者も、いま何tまで載せられるかを知ったうえで判断します。ジブクレーンでは作業半径によって定格荷重が変わるので、定格荷重表や荷重計が備えられます。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 運転者は、荷をつったままで運転位置から離れてはならない。
ただし書きの例外はない
(2) 検査証を受けたクレーンを貸与するときは、検査証とともに
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するのでなければ貸与してはならない。貸与者が所持し続けるのではない
(3) 安全装置を取りはずすには、あらかじめ事業者の許可が必要。
事後の報告では足りない
(5) ジブの傾斜角の範囲をこえて使用してはならない。
指揮者を選任すればよい、というものではない
【荷をつったまま離れてはならないわけ】
ブレーキが滑れば、その場に人がいなければ止められない
「電源を切り、ブレーキをかけるとき」という逃げ道も、法令にはありません。必ず荷を下ろしてから離れます。
【検査証を添えて貸すわけ】
借りた側が、使ってよい機械かどうかを確かめられるようにする
機械だけを貸しても、有効期間や検査の状況が分かりません。
【安全装置を事前許可とするわけ】
外した状態で事故が起きれば、取り返しがつかない
外す必要があるかどうかを判断するのは、運転者ではなく事業者です。
【傾斜角に上限と下限があるわけ】
寝かせすぎれば転倒し、立てすぎればジブが後ろへ倒れる
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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