クレーンのブレーキに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。…
クレーンに関する知識 第6問
クレーンのブレーキに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- (1)電動油圧押上機ブレーキは、ばねにより制動を行い、押上機の油圧の押上げ力によりブレーキの制動を開放する。
- (2)バンドブレーキには、緩めたときにバンドが平均して緩むように、バンドの外周にすき間を調整するボルトが配置されている。
- (3)つり上げ装置のブレーキの制動トルクの値は、定格荷重に相当する荷重の荷をつった場合における当該装置のトルクの値の120%に調整する。
- (4)ドラム形電磁ブレーキは、制動時につり荷を停止位置で安全に支持する無電圧作動型のブレーキである。
- (5)ディスクブレーキは、ディスクをブレーキ片(パッド)で両側からはさみ付けて制動する構造のものである。
正答 (3)
正答は (3)。これが適切でありません。
つり上げ装置のブレーキの制動トルクは、120%ではなく150%以上に調整します。
定格荷重の荷をつったときに装置にかかるトルクと同じだけでは、ぎりぎりで滑ります。余裕を5割見て、確実に止まるようにします。
【クレーンのブレーキ】
電動油圧押上機ブレーキ ばねにより制動を行い、押上機の油圧の
押上げ力によりブレーキを開放する
バンドブレーキ 緩めたときにバンドが平均して緩むように、
バンドの外周にすき間を調整するボルトが配置されている
解説の続きをみる続きを閉じる
制動トルク つり上げ装置のブレーキは、定格荷重に相当する荷重の荷を
つった場合のトルクの値の150%以上に調整する
ドラム形電磁ブレーキ 制動時につり荷を停止位置で安全に支持する
無電圧作動型のブレーキ
ディスクブレーキ ディスクをブレーキ片(パッド)で両側からはさみ付ける
【ばねで制動、油圧で開放するわけ】
停電したときに、ばねの力で自動的に効く
油圧で締める構造にすると、電気が切れた瞬間にブレーキが利かなくなり、荷が落ちます。無電圧作動型と呼ばれるのは、この形です。
【走行・横行のブレーキは50%以上】
つり上げ装置 150%以上
走行・横行装置 その運動を起こすトルクの50%以上
落ちると危ないつり上げには、厚い余裕が取られています。
【すき間を調整するボルトの役目】
緩めたとき、バンドがドラムから均等に離れるようにする
出典:クレーン・デリック運転士〔クレーン限定〕 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
この問題はほかの試験・回でも出ています
「クレーンに関する知識」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第6問クレーンのブレーキに関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第4問クレーンの運動とそれに対する安全装置などの組合せとして、適切でないものは(1)~(5)の
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第2問クレーンの構造部分に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第10問クレーンの運転時の取扱い方法及び注意事項に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第8問クレーンの種類、型式及び用途に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第6問クレーンの給油及び点検に関する次のAからEの記述について、適切でないもののみを全てあげた
スポンサーリンク

