分散型電源に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。…

電力 第5問

分散型電源に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。

正答 (5)
正答は (5)。 【誤りの選択肢 (5)】 「水素と酸素との吸熱反応を利用して」が誤りです。燃料電池の反応は、水素と酸素が結びついて水になる反応で、これは熱を出す発熱反応です。  2 × 水素 + 酸素 → 2 × 水 + エネルギー 燃料電池は、この反応のエネルギーを、燃焼という形ではなく電気化学的な形で取り出す装置です。発熱するからこそ、発生した熱を給湯や暖房に利用する熱電併給(コージェネレーション)が成り立ちます。吸熱反応であれば、外から熱を与えなければ進みませんし、熱を利用することもできません。なお、記述の後半にある「負荷変動に対する応答が早い」という点については、燃料電池本体の電気化学反応は速いものの、燃料改質器を含む系全体では応答に時間がかかる場合もあります。いずれにせよ、明らかな誤りは「吸熱反応」という部分です。
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【正しい選択肢の確認】 (1) 太陽電池が発生するのは直流なので、 インバータ(逆変換装置)で交流に変えて系統につなぎます。系統が停電したときに分散型電源だけで送電を続けてしまう単独運転は、復旧作業をする人の感電などにつながるため、連系保護装置がこれを検出して電力の供給を止めます。正しい記述です。 (2) 逆潮流が大きいと、配電線の電圧が上昇して 適正範囲を超えるおそれがあります。その対策として、分散型電源側の出力抑制や力率制御、線路に設けた電圧調整器による制御などが行われます。正しい記述です。 (3) 小水力発電では、ダムを造らずに 河川や農業用水路の流れをそのまま利用する流込み式が多く用いられます。正しい記述です。 (4) 洋上風力発電所と陸上の系統を結ぶ長い海底ケーブルでは、 交流で送ると大きな静電容量のために充電電流が流れ、送れる有効電力が減ってしまいます。直流であれば定常的な充電電流が流れないので、調相設備による補償が要りません。このため長距離の海底送電には直流送電が用いられます。正しい記述です。

出典:令和5年度下期第三種電気主任技術者 電力科目 問5(一般財団法人 電気技術者試験センター 公表)出典元ページ

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