三相誘導電動機の始動において,全電圧始動(じか入れ始動)と比較して,スターデルタ始動の特徴として,正しいものは。…

一般問題 第14問

三相誘導電動機の始動において,全電圧始動(じか入れ始動)と比較して,スターデルタ始動の特徴として,正しいものは。

正答 ロ
正答は (2)。 【結論】 スターデルタ始動は、始動のときだけ巻線をスター結線にして、各相にかかる 電圧を下げる方法です。その結果、始動電流が小さくなります。 【どれだけ下がるか】 スター結線にすると、各相の巻線にかかる電圧はデルタ結線のときの3分の1の平方根、およそ0.577倍になります。電流は電圧に比例するので、線電流はデルタ結線のときの3分の1になります。 始動トルクも電圧の2乗に比例するので、同じく3分の1に下がります。 【誤りの選択肢】 (1) 始動時間が短くなるトルクが小さくなるので、回転が上がるまでの時間は長くなります
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(3) 始動トルクが大きくなる電圧が下がるぶん、トルクは小さくなります (4) 始動時の巻線に加わる電圧が大きくなるスター結線にするのは電圧を下げるためです 【何のために使うのか】 全電圧始動では、定格電流の5倍から7倍もの始動電流が流れます。これが電源の電圧を落とし、同じ系統につながるほかの機器に影響します。 始動電流を抑えることが目的で、時間やトルクは犠牲になります。 【間違えやすい点】 「始動」という言葉から、始動が良くなる方向の選択肢(時間が短い、トルクが大きい)を選びたくなります。しかしこの方法が引き換えにしているのは、まさにその二つです。得るものは電流の低減だけです。

出典:令和4年度上期第二種電気工事士学科試験 問14(一般財団法人 電気技術者試験センター 公表)出典元ページ

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