ワイヤロープに関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。…
機械集材装置及び運材索道に関する知識 第9問
ワイヤロープに関する記述のうち適切でないものは、次のうちどれか。
- (1)ワイヤロープの構造は、複数の素線をより合わせたストランドを、心綱の周りにより合わせたものである。
- (2)「交差より」のワイヤロープは、ストランド内の素線が相互に線接触している。
- (3)「Zより」のワイヤロープは、ロープを縦にして見たとき、右肩上がりにストランドがよられている。
- (4)「ラングより」のワイヤロープは、ロープのよりの方向とストランドのよりの方向が同じである。
- (5)ワイヤロープの心材には、一般に繊維心が用いられるが、破断荷重を大きくするために、ストランド心やロープ心を用いたものもある。
正答 (2)
正答は (2)。これが適切でありません。
「交差より」のワイヤロープは、ストランド内の素線が相互に点接触しています。線接触ではありません。
【点接触と線接触】
交差より 素線どうしが点で当たる
平行より 素線どうしが線で当たる
点で当たると、そこに力が集まって傷みやすくなります。平行より(フィラー形、シール形など)は当たりが面に近く、長持ちします。
【ほかの選択肢】
(1) ワイヤロープの構造は、複数の素線をより合わせた
ストランドを、心綱の周りにより合わせたもの 適切
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 「Zより」は、ロープを縦にして見たとき、右肩上がりに
ストランドがよられている 適切
(4) 「ラングより」は、ロープのよりの方向とストランドのよりの
方向が同じ 適切
(5) 心材には一般に繊維心が用いられるが、破断荷重を大きくする
ために、ストランド心やロープ心を用いたものもある 適切
【ワイヤロープの組立て】
素線 → ストランド → ロープ
細い鋼線(素線)を束ねてストランドを作り、そのストランドを心綱の周りによってロープにします。順序を逆にした選択肢が別の回に出ます。
【よりの方向】
Zより 縦に見て右肩上がり(右より)
Sより 縦に見て左肩上がり(左より)
アルファベットのZの斜め棒が右上がり、Sの中央が左上がり。字の形がそのまま向きを表しています。
【普通よりとラングより】
普通より ロープのよりとストランドのよりが反対
ラングより ロープのよりとストランドのよりが同じ
普通よりは形が崩れにくく扱いやすいので広く使われます。ラングよりは素線が斜めに見え、摩耗に強いかわりにキンクしやすくなります。
【心綱の種類】
繊維心 油を含ませ、さびや摩耗を防ぐ。柔らかい
鋼心(ストランド心、ロープ心) 破断荷重が大きい
出典:林業架線作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
この問題と解説は当サイトの責任で掲載しています。内容について、安全衛生技術試験協会へのお問い合わせはできません。
最終更新日
「機械集材装置及び運材索道に関する知識」のほかの問題
- 2023年上半期(2023年10月公表) 第9問機械集材装置の主索の張力に関するA~Dの記述で、適切でないもののみを全て挙げた組合せは次
- 2023年下半期(2024年4月公表) 第7問運材索道の索、搬器などに関し、適切なものは次のうちどれか。
- 2024年上半期(2024年10月公表) 第5問タワーヤーダに関し、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年上半期(2025年10月公表) 第3問機械集材装置の附属器具に関する記述について、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第1問機械集材装置の集材機に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
- 2025年下半期(2026年4月公表) 第9問機械集材装置の主索の張力に関する記述のうち、適切でないものは次のうちどれか。
スポンサーリンク

