図のように、質量3tの荷を2本のスリングを用いて、スリングの角度60°でつるとき、1本のスリングにかかる張力の値に最も近…

林業架線作業に必要な力学に関する知識 第34問

図のように、質量3tの荷を2本のスリングを用いて、スリングの角度60°でつるとき、1本のスリングにかかる張力の値に最も近いものは(1)~(5)のうちどれか。ただし、sin30°=0.5、cos30°=0.866及びtan30°=0.577とし、重力の加速度は9.8m/s²とする。

林業架線作業主任者 2025年上半期(2025年10月公表) 第34問の図
正答 (3)
正答は (3)。17kN です。 【荷にかかる重さ】 3 × 9.8 = 29.4kN 【1本のスリングが受け持つ鉛直方向の分】 29.4 ÷ 2 = 14.7kN 2本のスリングが同じ角度で同じように引いているので、鉛直方向は半分ずつです。 【スリングの張力】 つり角度が60°なので、スリングは鉛直線に対して30°傾く 鉛直方向の分 = 張力 × cos30° 14.7 = 張力 × 0.866 張力 = 14.7 ÷ 0.866 = 約17kN 【つり角度と鉛直線からの角】
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つり角度  2本のスリングが開く角(60°) 鉛直線から その半分(30°) ここを取り違えると、答えが大きく狂います。 【張力係数を使う手】 つり角度60°の張力係数は1.155 29.4 ÷ 2 × 1.155 = 14.7 × 1.155 = 約17kN 同じ答えになります。係数を覚えておけば割り算が要りません。 【つり角度と張力係数】 0°   1.00 30°  1.04 60°  1.16 90°  1.41 120°  2.00 【ほかの選択肢】 (1) 7kN (2) 13kN (4) 25kN (5) 29kN  荷全体の重さ(2本で分けていない) (5)が引っかけです。2本で受けているので、1本あたりは その半分より少し大きい値になります。 【つり角度を小さくするわけ】 角度が開くほど、スリングにかかる力が急に大きくなる 60°で約1.16倍、120°では2倍です。

出典:林業架線作業主任者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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