GM計数管に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第4問
GM計数管に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)入射放射線によって生じる一次電子イオン対の量とは無関係にほぼ一定の大きさの出力パルスが得られる。
- (2)電離気体としては、通常アルゴン等の不活性ガスが用いられる。
- (3)消滅ガスとしては、アルコールやハロゲンガスが用いられる。
- (4)入射放射線のエネルギーを分析することができる。
- (5)プラトーが長く、その傾斜が小さいほど、一般に性能が良い。
正答 (4)
正答は (4)。これが誤りです。
GM計数管では、入射放射線のエネルギーを分析することはできません。
【エネルギーが分からないわけ】
GM計数管では、管全体に放電が広がる
どんなエネルギーの放射線でも、同じ大きさのパルスになります。(1)にあるとおり、一次電子イオン対の量とは無関係に、ほぼ一定の大きさの出力が得られるのです。
→ 大きさからエネルギーを読み取れない
(1)と(4)は、同じことの裏表です。(1)が正しいのなら、(4)は成り立ちません。
【ほかの選択肢】
(1) 一次電子イオン対の量とは無関係に、ほぼ一定の大きさの出力
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パルスが得られる 正しい
(2) 電離気体としては、通常アルゴン等の不活性ガスが用いられる
正しい
(3) 消滅ガスとしては、アルコールやハロゲンガスが
用いられる 正しい
(5) プラトーが長く、その傾斜が小さいほど、一般に性能が良い
正しい
【消滅ガス(クエンチングガス)】
放電を速やかに止めるためのガス
放電が続いてしまうと、次の放射線を数えられません。アルコールやハロゲンを少し混ぜて、放電を消し止めます。
【プラトー】
印加電圧を変えても、計数率がほとんど変わらない範囲
長い 使える電圧の幅が広い
傾斜が小さい 電圧が変わっても計数が安定する
どちらも良い性質です。その中心よりやや低めで使います。
【エネルギー分析ができるもの】
比例計数管 / シンチレーション検出器 / 半導体検出器
出力の大きさが入射エネルギーに比例するものなら、分析できます。GM計数管は、その点を捨てて大きな出力と扱いやすさを得た検出器です。
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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