気体の電離を利用する検出器の印加電圧に対応した次のAからDの領域について、ガス増幅が起こるものの組合せは(1)~(5)の…
ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第2問
気体の電離を利用する検出器の印加電圧に対応した次のAからDの領域について、ガス増幅が起こるものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 再結合領域B 電離箱領域C 比例計数管領域D GM計数管領域
- (1)A,B
- (2)A,C
- (3)B,C
- (4)B,D
- (5)C,D
正答 (5)
正答は (5)。C,D でガス増幅が起こります。
【印加電圧による領域】
① 再結合領域 電圧が低く、イオンが再結合してしまう
② 電離箱領域 生じたイオンをすべて集める。増幅なし
③ 比例計数管領域 ガス増幅が起こる。増幅率が一定で、
出力がエネルギーに比例する
④ GM計数管領域 ガス増幅が大きく、出力がエネルギーに
よらず一定になる
電圧を上げていくと、この順に現れます。
【ガス増幅】
電界で加速された電子が、気体の分子を次々に電離させる
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電子なだれとも呼ばれます。もとの1個の電子が、何千、何万という電子を生みます。
【電離箱領域までは増幅なし】
生じたイオン対を、そのまま集めるだけ
だから出力は小さいものの、入射した放射線のエネルギーに正確に比例します。
【比例計数管領域】
ガス増幅は起こるが、増幅率が一定
出力の大きさが入射エネルギーに比例するので、エネルギーを測れます。
【GM計数管領域】
ガス増幅が非常に大きく、管全体に放電が広がる
どんなエネルギーの放射線でも同じ大きさのパルスになるので、エネルギーは分かりません。そのかわり出力が大きく、簡単な回路で数えられます。
【まとめ】
増幅なし 再結合領域、電離箱領域
増幅あり 比例計数管領域、GM計数管領域
名前に「計数管」が付く二つが増幅あり、と覚えられます。
【再結合領域が使えないわけ】
電圧が低く、イオンが再び結びついてしまう
集まる量が電圧によって変わるので、測定の基準になりません。
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2023年下半期実施分(2024年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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