放射線防護のための被ばく線量の算定に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか…

ガンマ線による透過写真の撮影の作業に関する知識 第8問

放射線防護のための被ばく線量の算定に関する次のAからDの記述について、誤っているものの組合せは(1)~(5)のうちどれか。A 外部被ばくによる実効線量は、法令に基づき放射線測定器を装着した各部位の1cm線量当量及び70 µm線量当量を用いて算定する。B 皮膚の等価線量は、ガンマ線については70 µm線量当量により算定する。C 眼の水晶体の等価線量は、ガンマ線については1mm線量当量により算定する。D 妊娠中の女性の腹部表面の等価線量は、腹・大腿部における1cm線量当量により算定する。

正答 (2)
正答は (2)。A,C が誤りです。 【誤っているもの】 A 外部被ばくによる実効線量は、1cm線量当量を用いて   算定します。70µm線量当量は使いません C 眼の水晶体の等価線量は、1cm線量当量、3mm線量当量又は   70µm線量当量のうち適切なものによります。「1mm線量   当量」というものはありません 【正しいもの】 B 皮膚の等価線量は、ガンマ線については70µm線量当量に   より算定する D 妊娠中の女性の腹部表面の等価線量は、腹・大腿部における
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  1cm線量当量により算定する 【三つの線量当量と、測る深さ】 1cm線量当量  深さ1cm → 実効線量、体の深部 3mm線量当量  深さ3mm → 眼の水晶体 70µm線量当量  深さ70µm → 皮膚 体の中のどの深さにあるかで使い分けます。皮膚は表面なので70µm、水晶体は目の奥にあるので3mm、内臓は1cmです。1mmという線量当量はありません。 【妊娠中の女性の腹部表面】 「表面」という言葉があるが、1cm線量当量を使う 守るべきはおなかの中の胎児です。表面の皮膚ではありません。「表面」の語に引かれて70µmを選ばせるのが、この手の設問の仕掛けですが、Dは正しく1cmとしています。 【実効線量】 全身の被ばくを代表する量 深部の臓器を守る量なので、1cm線量当量を使います。70µm線量当量は皮膚の評価にだけ使います。 【眼の水晶体が三つから選べるわけ】 放射線の種類とエネルギーによって、適切な深さが変わる ガンマ線では1cm線量当量、ベータ線では70µm線量当量が選ばれることが多くなります。

出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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