単一エネルギーの細いガンマ線束が物体を透過するときの減弱に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…
ガンマ線照射装置に関する知識 第24問
単一エネルギーの細いガンマ線束が物体を透過するときの減弱に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- (1)半価層h(cm)は、線減弱係数μ (cm⁻¹)に比例する。
- (2)半価層は、ガンマ線のエネルギーが変わっても変化しない。
- (3)半価層は、ガンマ線の線量率が高くなると大きくなる。
- (4)ガンマ線のエネルギーが同じ場合、アルミニウム板の半価層は、鉛板の半価層より小さい。
- (5)透過する物体が同じ場合、一般にガンマ線のエネルギーが高くなるほど線減弱係数の値は小さくなる。
正答 (5)
正答は (5)。これが正しい記述です。
透過する物体が同じ場合、ガンマ線のエネルギーが高くなるほど線減弱係数の値は小さくなります。
【エネルギーと減弱】
エネルギーが高い → 物質を通り抜けやすい
→ 線減弱係数が小さい
→ 半価層が大きい
通り抜けやすいということは、減りにくいということです。
【ほかの選択肢の誤り】
(1) 半価層 h は、線減弱係数 μ に反比例します。比例では
ありません(h = 0.693 ÷ μ)
(2) 半価層は、ガンマ線のエネルギーによって変わります
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(3) 半価層は、線量率とは無関係です
(4) エネルギーが同じ場合、アルミニウム板の半価層は鉛板より
大きくなります
【半価層と線減弱係数】
h = 0.693 ÷ μ
μ が大きい(減りやすい)ほど、半価層は小さくなります。減りやすい物質ほど、薄くて済むという当たり前の関係です。
【線量率と無関係】
半価層は、物質とエネルギーで決まる定数
強い線源でも弱い線源でも、同じ厚さで半分になります。
【アルミニウムと鉛】
鉛は密度が大きく原子番号も大きい → よく遮蔽する
→ 半価層が小さい
同じ効果を得るのに、アルミニウムでは厚さがずっと要ります。遮蔽材に鉛を使うのは、薄くて済むからです。
【減弱の式】
透過後の線量率 = もとの線量率 × 2の(−厚さ÷半価層)乗
半価層の何倍の厚さか、で決まります。
【1/10価層】
H = 約3.32 × h
半分にするより10分の1にするほうが、厚さが要ります。
出典:ガンマ線透過写真撮影作業主任者 2024年下半期実施分(2025年4月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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