ジェンダーと平等に関する次の記述のうち、妥当でないものはどれか。…
基礎知識 問題52
ジェンダーと平等に関する次の記述のうち、妥当でないものはどれか。
(注) * 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律
- (1)英国では、19世紀末から20世紀初頭にかけて、参政権を求めて女性たちが抗議活動を行い、厳しい取締りを受けた。
- (2)米国では、1969年に、同性愛者らが集まるとされる特定のバーへの取締りを機に、同性愛者らによる抗議運動が起きた。
- (3)日本では、2019年に、性暴力に反対するフラワーデモが各地で行われ、多くのひとたちが集まった。
- (4)国連の女性差別撤廃委員会(CEDAW:Committee on the Elimination ofDiscrimination Against Women)は、日本政府に対して、女性が婚姻後も婚姻前の姓を実質的に保持できるよう、法律を改正することを勧告した。
- (5)日本の男女雇用機会均等法*では、妊娠や出産を理由とする解雇は禁止されていない。
正答 (5)
正答は (5)。これが妥当でありません。
男女雇用機会均等法9条3項は、事業主は、女性労働者が妊娠したこと、出産したことなどを理由として、解雇その他不利益な取扱いをしてはならないと定めています。妊娠・出産を理由とする解雇は禁止されています。さらに、妊娠中及び出産後1年を経過しない女性労働者に対する解雇は、事業主が妊娠・出産等を理由とする解雇でないことを証明しない限り無効とされます(9条4項)。
【ほかの選択肢】
(1) 妥当
英国では19世紀末から20世紀初頭にかけて、女性参政権を求める運動(サフラジェット)が展開され、デモや抗議行動に対して逮捕・投獄など厳しい取締りが行われました。
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(2) 妥当
1969年、米国ニューヨークのバー「ストーンウォール・イン」への警察の取締りをきっかけに、同性愛者らによる抗議運動(ストーンウォールの反乱)が起きました。性的少数者の権利運動の転機とされます。
(3) 妥当
2019年、性暴力をめぐる刑事裁判で無罪判決が相次いだことなどをきっかけに、花を持って集まり性暴力に抗議するフラワーデモが全国各地で行われました。
(4) 妥当
国連の女性差別撤廃委員会は、日本政府に対し、夫婦の氏の選択に関する法律を改正し、女性が婚姻前の姓を保持できるようにすることを繰り返し勧告しています。
出典:令和7年度 行政書士試験 問題52(一般財団法人行政書士試験研究センター公表)出典元ページ
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