ニューマチックケーソン工事に用いる電気設備等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
送気及び排気 第11問
ニューマチックケーソン工事に用いる電気設備等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)電気機器による感電を防止するため、負荷ごとに配線を分岐させてそれぞれに感電防止用漏電遮断器を設ける。
- (2)掘削機械は200~400V、空気圧縮機は400Vで使用される。
- (3)作業室内の動力、照明等に使用する電力の配線は、通常、キャブタイヤケーブルをケーソン躯体内に埋め込む方法をとる。
- (4)2種クロロプレンキャブタイヤケーブル(2PNCT)は、作業室内で使用する電気機器類の配線に使用される。
- (5)工事電力は、一般に、6,600Vで受電される。
正答 (2)
正答は (2)。これが誤りです。
空気圧縮機の使用電圧は、通常3,300Vです。「400V」ではありません。掘削機械が200~400Vという前半は正しい記述です。
【電圧の目安】
受電 6,600V
空気圧縮機 3,300V
掘削機械・その他の諸機械 200~400V
一般照明 100V
【なぜ空気圧縮機だけ高いのか】
工事用電力の消費の大部分を空気圧縮機が占める
大きな電力を低い電圧で送ろうとすると、電流が大きくなり、電線が太くなり、損失も増えます。消費の大きい機械は、高い電圧のまま使うのが理にかなっています。
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掘削機械と同じ400Vでは、桁違いに太いケーブルが要ります。
【ほかの選択肢】
(1) 感電を防止するため、負荷ごとに配線を分岐させてそれぞれに感電防止用漏電遮断器を設ける 正しい
(3) 作業室内の動力、照明等の配線は、通常、キャブタイヤケーブルをケーソン躯体内に埋め込む方法をとる 正しい
(4) 2種クロロプレンキャブタイヤケーブル(2PNCT)は、作業室内で使用する電気機器類の配線に使用される正しい
(5) 工事電力は、一般に6,600Vで受電される 正しい
【負荷ごとに分岐するわけ】
一つの機器が漏電したとき、そこだけを遮断したい
まとめて一つの遮断器で守っていると、全体が止まります。作業室の照明まで消えれば、かえって危険です。
【2PNCTを使うわけ】
作業室内は湿度がほぼ100%で、水がかかり、土砂でこすれる
ビニル被覆(VCT・VCTF)では、耐水性・耐摩耗性・耐油性が不足します。クロロプレンゴムの被覆なら耐えられます。
【躯体内に埋め込むわけ】
露出していると、掘削作業で傷つく
コンクリートの中を通せば守られます。
【そのほかの要点】
分電盤は作業室外の安全な箇所に設置する
電気機器の接続は防水コネクタを使用する
接地は作業室外でとり、そこから接地線を引き込む
停電に備え、ディーゼルエンジン駆動の発電機を設置する
出典:高圧室内作業主任者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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