介護老人保健施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎症状が複数の入所者と職員に発生している。施設が行うべき感染拡大防止のた…
午前 第35問
介護老人保健施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎症状が複数の入所者と職員に発生している。施設が行うべき感染拡大防止のための対応で適切なのはどれか。2 つ選べ。
- (1)発症者と未発症者で居室を分ける。
- (2)嘔吐物の処理は十分に乾燥させてから行う。
- (3)感染者が使用したリネン類は60 ℃で1 分間の熱水洗濯を行う。
- (4)発症した食品調理従事者の業務への復帰は胃腸炎症状が消失した日からとする。
- (5)感染者が使用した非金属製の食器の消毒は次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用する。
正答 (1)(5)
正答は (1)と(5)。この2つが適切です。
ノロウイルスは感染力が強く、少ないウイルス量でも感染し、吐物や便から接触感染や飛沫感染で広がります。発症した人と発症していない人の居室を分けて接触の機会を減らすこと、感染者が使った食器を次亜塩素酸ナトリウム溶液で消毒することは、施設内の感染拡大を防ぐ基本の対応です。ノロウイルスはアルコールが効きにくいので、消毒には次亜塩素酸ナトリウムや加熱を使います。
【ほかの選択肢】
(2) 嘔吐物は十分に乾燥させてから処理 乾くとウイルスが空気中に舞い上がり、吸い込んで感染するおそれがある。乾く前に速やかに、手袋・マスク・ガウンを着けて処理し、消毒する 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) リネン類は60℃で1分間の熱水洗濯 ノロウイルスを不活化するには、85℃以上で1分間以上の熱水洗濯が必要。次亜塩素酸ナトリウムでの消毒も行われる 誤り
(4) 調理従事者は症状が消えた日から復帰 症状が消えても、便にはしばらくウイルスが出続ける。検便でウイルスを持っていないことを確かめるまで、食品に直接触れる調理の業務は控える 誤り
出典:2024年(令和6年) 保健師国家試験 問35(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午前」のほかの問題
- 2023年(令和5年) 第36問健康危機管理に関する保健所の業務はどれか。2 つ選べ。
- 2023年(令和5年) 第54問A さん(64 歳、男性、要支援2 )は妻(63 歳)と2 人暮らしである。5 年前に歩
- 2025年(令和7年) 第16問幼稚園A、B で、全園児を対象に小児気管支喘息の有病率(有病割合)を調査したところ、A
- 2025年(令和7年) 第33問A 市では健康増進計画を策定するにあたり、住民の意見を反映させることとなった。用いる方法
- 2025年(令和7年) 第51問A 市では、認知症サポーター養成講座を市内の地域包括支援センターに委託している。B さん
- 2023年(令和5年) 第13問労災保険制度について正しいのはどれか。
スポンサーリンク

