A さん(60 歳、男性、自営業)は1 人暮らし。つまずいたり転んだりすることが多くなり、精密検査のため入院したところ、…
午後 第42問
A さん(60 歳、男性、自営業)は1 人暮らし。つまずいたり転んだりすることが多くなり、精密検査のため入院したところ、筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉と確定診断された。近隣に住む弟(57 歳)と一緒に運送業を営んでいたが、運転ができなくなり仕事を辞めた。弟が保健所に医療費助成申請の手続きのために来所し、保健師が面接したところ「兄は自宅で度々転んでいます。この先どのような生活になるのか不安です」と話した。保健師は今後の支援体制を検討していくために、入院している医療機関でA さんと面接し「最期まで住み慣れた自宅で誰にも気を遣わず生活したい」という意向を確認し、主治医とも病状について共有した。A さんが退院した日に、保健師は自宅を訪問した。保健師はA さんの支援体制を検討するために国際生活機能分類〈ICF〉を用いてアセスメントを行うこととした。訪問時に追加してアセスメントする項目で優先度が高いのはどれか。
- (1)活 動
- (2)参 加
- (3)環境因子
- (4)個人因子
- (5)心身機能・身体構造
正答 (3)
正答は (3)。環境因子です。
ICF では、生活機能(心身機能・身体構造、活動、参加)と、背景因子(環境因子・個人因子)を見ます。Aさんの病状は主治医と共有し、「自宅で誰にも気を遣わずに暮らしたい」という意向(個人因子)も病院で確かめています。退院した日の自宅訪問で新たに確かめられるのは、家の造りや段差、福祉用具、弟などの介護の担い手、使えるサービスなどの環境因子です。転倒をくり返していたことからも、住環境の確認が優先されます。
【ほかの選択肢】
(1) 活動 入院中の情報もあり、環境と合わせて見ていく 誤り
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(2) 参加 仕事を辞めたことなどは把握済み 誤り
(4) 個人因子 意向や年齢・職業などはすでに確かめている 誤り
(5) 心身機能・身体構造 病状は主治医と共有している 誤り
出典:2025年(令和7年) 保健師国家試験 問42(厚生労働省 公表)出典元ページ
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