A さん(56 歳、女性、無職)は1 年前に職を失ってから飲酒量が増え、半年前には多量飲酒で意識消失し大学病院に救急搬送…

午後 第43問

A さん(56 歳、女性、無職)は1 年前に職を失ってから飲酒量が増え、半年前には多量飲酒で意識消失し大学病院に救急搬送され、アルコール依存症が疑われたが、治療にはつながらなかった。警察署から、B 町の保健師に「B 町に住むA さんが泥酔して公園で寝ていたところを保護している。保護したのはこの半年で3 回目だ。A さんは1 人暮らしだが、B 町に姉のC さんがいるので、C さんに迎えに来てもらっていた。今回はC さんに連絡がとれないので、保健師の支援をお願いできないか。保健師に連絡することは本人が同意している」と連絡があった。保健師は、住民基本台帳でA さんとC さんがB 町に居住していることを確認した。保健師が翌日に再度訪問すると、A さんは「お酒をやめられず、どうしていいかわからない」と話したため、A さんはアルコール依存症の治療プログラムを受ける目的で入院した。退院が近づき、A さん、C さん、医師、受持ち看護師、保健師でカンファレンスを行った。A さんは「1 人暮らしで、誰とも話さずに家でじっとしているとお酒を飲んでしまいそう」と話した。この状況でA さんに勧められる可能性が高いのはどれか。

正答 (2)
正答は (2)。自助グループへの参加が勧められます。 アルコール依存症の回復には、断酒を続けることが基本で、断酒会や AA(アルコホーリクス・アノニマス)などの自助グループへの参加が大きな支えになります。同じ問題を抱え、断酒を続けている仲間と体験を語り合い、つながりを持てるので、「一人で誰とも話さずにいると飲んでしまいそう」という A さんの不安に直接応えます。退院後の通院、抗酒薬などの治療とあわせて勧められます。 【ほかの選択肢】 (1) 運動教室への参加 気分転換にはなるが、断酒を続ける支えとしての役割は自助グループに及ばない 誤り
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(3) 就労に向けたハローワークの利用 退院直後で、まず断酒を安定させることが先。仕事の失敗がつらさになり、再飲酒のきっかけになることもある 誤り (4) 地域のボランティア活動への参加 人との関わりはできるが、断酒を支えるための場ではない 誤り

出典:2024年(令和6年) 保健師国家試験 問43(厚生労働省 公表)出典元ページ

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