同一腫瘤の腹部超音波像(別冊No. 6A)とMR 像(別冊No. 6B)を別に示す。矢印の腫瘤の画像所見から判別できる成…

午前 第10問

同一腫瘤の腹部超音波像(別冊No. 6A)とMR 像(別冊No. 6B)を別に示す。矢印の腫瘤の画像所見から判別できる成分はどれか。

診療放射線技師 2025年(令和7年) 第10問の図(1/2)診療放射線技師 2025年(令和7年) 第10問の図(2/2)
正答 (3)
正答は (3)。判別できる成分は脂肪です。 【画像の見方】 A の超音波像では、腫瘤は周りの肝臓より明るい 高エコーです。B の GRE 法 T₁強調像では、in-phase 像で周りとほぼ同じ信号の腫瘤が、out-of-phase(opposed phase)像では暗く(信号が低下して) 写っています。 out-of-phase 像では、同じボクセルの中に水と脂肪が混ざっていると、両者の信号が打ち消し合って信号が下がります。in-phase 像と比べて信号が下がる腫瘤は、細胞の中に脂肪を含むと判断できます(化学シフトを利用した方法)。超音波で高エコーなのも、脂肪を含む腫瘤に合う所見です。
解説の続きをみる続きを閉じる
【ほかの選択肢】 (1) ガス ガスは超音波で強い反射と後方の音響陰影を生じ、MRI ではどの撮像でも無信号です 誤り (2) 血液 出血は時期によって信号が変わりますが、out-of-phase での信号の低下では判別しません 誤り (4) 鉄分 鉄は一般に TE の長い in-phase 像の方で信号が下がります(磁化率の影響)。この画像とは逆です 誤り (5) カルシウム 超音波で音響陰影を伴う強い高エコーになり、MRI では低信号です 誤り 【見分け方】 out-of-phase で低下 → 脂肪(水と脂肪が混在) in-phase で低下 → 鉄(TE の長い方で磁化率の影響)

出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問10(厚生労働省 公表)出典元ページ

最終更新日

この回を通しで解く この分野を年度横断で解く

「午前」のほかの問題

  1. 2023年(令和5年) 第10問「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」に規定される医療機器で
  2. 2023年(令和5年) 第42問体幹部定位放射線治療と関係ないのはどれか。
  3. 2023年(令和5年) 第75問AD 変換器の回路図を示す。正しいのはどれか。
  4. 2024年(令和6年) 第7問JIS で規定する直接撮影用X 線装置の不変性試験で誤っているのはどれか。
  5. 2024年(令和6年) 第39問ノンコプラナ照射で正しいのはどれか。
  6. 2024年(令和6年) 第71問運動エネルギーが1 GeV の¹²C 原子核を1 nA のビーム強度で30 秒間流した。

問題文・解答の修正依頼

スポンサーリンク