標識化合物の純度で正しいのはどれか。…
午後 第11問
標識化合物の純度で正しいのはどれか。
- (1)標識率は放射性核種純度と同義である。
- (2)放射性核種純度検定に高速液体クロマトグラフィが用いられる。
- (3)標識化合物を長時間保存した場合、放射化学的不純物が生成される。
- (4)化学的純度は目的とする化学形で放射性核種がその物質の全放射能に占める割合をいう。
- (5)放射化学的純度は化学形に関係なく着目する放射性核種の放射能がその物質の全放射能に占める割合をいう。
正答 (3)
正答は (3)。正しいのはこれです。
標識化合物は、時間がたつと、自分が出す放射線によって分子が壊れたり(放射線分解、自己分解)、酸化などの反応が起きたりして、目的とは違う化学形の放射性物質ができます。これが放射化学的不純物です。長く保存するほど増えるので、放射性医薬品は使用期限を守り、必要なら使う前に放射化学的純度を確かめます。
【ほかの選択肢】
(1) 標識率は放射性核種純度と同義 標識率は、加えた放射性核種のうち目的の化合物に結合した割合です。放射性核種純度は別の量です 誤り
(2) 放射性核種純度検定に高速液体クロマトグラフィHPLC は化学形を分ける方法で、放射化学的純度の検定に使います。放射性核種純度は、γ線スペクトルの測定や半減期の測定で調べます 誤り
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(4) 化学的純度の定義 ここに書かれた「目的の化学形の放射能が全放射能に占める割合」は放射化学的純度の定義です。化学的純度は、放射能に関係なく、目的の化合物以外の化学物質(非放射性の不純物)がどれだけ含まれていないかを表します 誤り
(5) 放射化学的純度の定義 「化学形に関係なく、着目する核種の放射能の割合」は放射性核種純度の定義です 誤り
【3つの純度の整理】
放射性核種純度 ― 目的の核種の放射能 / 全放射能
(化学形は問わない)
放射化学的純度 ― 目的の化学形の放射能 / 全放射能
化学的純度 ― 目的の化合物以外の化学物質の少なさ
出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問11(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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