ガンマカメラで正しいのはどれか。2 つ選べ。…
午後 第12問
ガンマカメラで正しいのはどれか。2 つ選べ。
- (1)シンチレータが厚いほど空間分解能が高い。
- (2)位置計算には抵抗マトリクス方式が用いられる。
- (3)NaI(Tl)シンチレータの厚さは2 インチ程度である。
- (4)エネルギー演算機構はZ 信号加算回路と波高分析器からなる。
- (5)入射γ線エネルギーが高いほどシンチレータの光電吸収検出効率は高い。
正答 (2)(4)
正答は (2)と(4)。正しいのはこの2つです。
(2) ガンマカメラでは、1枚の大きな NaI(Tl)結晶の後ろに
多数の光電子増倍管を並べ、γ線が当たった位置の近くの管ほど大きな信号が出ることを利用して位置を求めます。各管の出力を抵抗の組合せ(抵抗マトリクス)で重みづけして足し合わせ、X・Y の位置信号をつくります(アンガー型)。
(4) すべての管の出力を足した Z 信号は、γ線のエネルギーに
比例します。この Z 信号を波高分析器に通し、決めたエネルギーの範囲(ウィンドウ)に入るものだけを数えることで、散乱線を除きます。
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【ほかの選択肢】
(1) 結晶が厚いほど空間分解能が高い 結晶が厚いと、光が結晶の中で広がって位置がぼけ、空間分解能は下がります。代わりに検出効率は上がります 誤り
(3) 厚さは2インチ程度 ⁹⁹ᵐTc の 141 keV に合わせて、3/8 インチ(約9.5 mm)程度の厚さが一般的です 誤り
(5) エネルギーが高いほど光電吸収の検出効率は高いγ線のエネルギーが高いほど結晶を突き抜けやすく、光電吸収の割合も下がるので、検出効率は下がります 誤り
【関連する知識】
高いエネルギーの核種(¹³¹I の 364 keV など)では、検出効率が下がり、コリメータの隔壁も厚いものが必要になります。
出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問12(厚生労働省 公表)出典元ページ
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