電離箱線量計の特徴で正しいのはどれか。2 つ選べ。…
午前 第28問
電離箱線量計の特徴で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- (1)アニーリングが必要である。
- (2)電離空洞内の温度が高いと電離量は増加する。
- (3)電離空洞内の気圧が低いと電離量は増加する。
- (4)イオン再結合は電離空洞内の電離密度に依存する。
- (5)水吸収線量校正定数は⁶⁰Co ガンマ線を用いた校正が可能である。
正答 (4)(5)
正答は (4)と(5)。正しいのはこの2つです。
(4) 電離箱の中でできたイオンが集められる前に陽イオンと
陰イオン(電子)が再び結びつくことを、イオン再結合といいます。電離の密度が高いほどイオン同士が出会いやすく、再結合は増えます。パルス状の放射線で1パルスあたりの線量が多いときに問題になります。
(5) 水吸収線量校正定数は、⁶⁰Co のγ線を基準として校正機関で
与えられます。ほかのビームで使うときは、線質変換係数で補正します。
【ほかの選択肢】
(1) アニーリングが必要 加熱して残った信号を消すアニーリングが必要なのは熱ルミネセンス線量計(TLD)です。電離箱には不要です 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(2) 温度が高いと電離量は増加 空洞は外気とつながっているので、温度が上がると空気の密度が下がり、電離量は減ります 誤り
(3) 気圧が低いと電離量は増加 気圧が下がると空気の密度が下がり、電離量は減ります 誤り
【温度気圧補正】
kTP = (273.2 + T)/(273.2 + 22.0)
× 101.33/P
(T は ℃、P は kPa。基準は 22.0 ℃、101.33 kPa)
高温・低気圧ほど補正係数は大きくなり、少なく出た
電離量を補います。
出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問28(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午前」のほかの問題
- 2023年(令和5年) 第28問心筋血流シンチグラフィの薬剤負荷に用いるのはどれか。
- 2023年(令和5年) 第61問舌の運動に関わる神経はどれか。
- 2023年(令和5年) 第93問X 線画像の被写体コントラストを決定するのはどれか。2 つ選べ。
- 2024年(令和6年) 第25問放射性医薬品と集積機序の組合せで誤っているのはどれか。
- 2024年(令和6年) 第57問大量出血によるショックで認められる所見はどれか。
- 2024年(令和6年) 第90問焦点-被写体間距離をa、被写体-検出器間距離をb、焦点サイズをF としたとき半影はどれか
スポンサーリンク

