核磁気共鳴の緩和現象で正しいのはどれか。…
午前 第64問
核磁気共鳴の緩和現象で正しいのはどれか。
- (1)縦緩和時間は磁場均一性に依存する。
- (2)縦緩和時間は物質の温度に依存する。
- (3)横緩和時間は縦緩和時間よりも長い。
- (4)横磁化は時間とともに直線的に減少する。
- (5)縦磁化は90 度RF パルス印加中に増加する。
正答 (2)
正答は (2)。正しいのはこれです。
縦緩和(T₁緩和)は、RF パルスで倒されたスピンが、周りの分子(格子)にエネルギーを渡して元の向きに戻る過程です。エネルギーの受け渡しのしやすさは、周りの分子の動き(運動の速さ)で決まり、分子の動きは温度で変わります。そのため、縦緩和時間は物質の温度に依存します。
【ほかの選択肢】
(1) 縦緩和時間は磁場均一性に依存する 磁場の不均一の影響を受けるのは、位相のずれを含む見かけの横緩和時間 T₂* です。T₁ は静磁場の強さには依存しますが、均一性にはよりません 誤り
解説の続きをみる続きを閉じる
(3) 横緩和時間は縦緩和時間よりも長い T₂ は T₁ と同じかそれより短くなります(T₂ ≦ T₁)。生体の組織ではT₂ は T₁ よりかなり短くなります 誤り
(4) 横磁化は直線的に減少する 横磁化は指数関数的に減ります。時間 T₂ で初めの約37%になります 誤り
(5) 縦磁化は90度 RF パルス印加中に増加する 90度パルスの間、磁化は横に倒れていくので、縦磁化は減って0 になります 誤り
【緩和の式】
縦磁化 Mz = M₀(1 - e^(-t/T₁)) 時間 T₁ で約63%に回復
横磁化 Mxy = M₀ e^(-t/T₂) 時間 T₂ で約37%に減衰
出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問64(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
「午前」のほかの問題
- 2023年(令和5年) 第65問内部被ばくが甲状腺癌の原因となるのはどれか。
- 2023年(令和5年) 第97問診療放射線技師法で正しいのはどれか。
- 2024年(令和6年) 第29問算出にダイナミック収集が必要な指標はどれか。
- 2024年(令和6年) 第61問縦隔に存在する構造物はどれか。
- 2024年(令和6年) 第95問DQE で正しいのはどれか。
- 2023年(令和5年) 第27問放射性医薬品投与後に苦味感や金属臭がみられやすいのはどれか。
スポンサーリンク

