X 線管装置の動作特性で正しいのはどれか。…
午前 第79問
X 線管装置の動作特性で正しいのはどれか。
- (1)管電流は電極間距離の2 乗に比例する。
- (2)ヒール効果はターゲット角度に影響しない。
- (3)実焦点の熱電子密度は正焦点、副焦点とも均等である。
- (4)ブルーミング現象は管電流条件で実効焦点寸法に影響する。
- (5)焦点近傍から発生した焦点外X 線の強度は遠方に比べ強い。
正答 (4)
正答は (4)。正しいのはこれです。
ブルーミング現象は、管電流を大きくしたとき(とくに管電圧が低いとき)に、陰極から出た電子同士が反発し合って電子の束が広がり、焦点が大きくなる現象です。その結果、実効焦点の寸法が大きくなり、画像の鮮鋭度が下がります。焦点の大きさは管電流の条件によって変わるということです。
【ほかの選択肢】
(1) 管電流は電極間距離の2乗に比例 空間電荷制限の領域では、管電流は管電圧の3/2乗に比例し、電極間距離の2乗に反比例します 誤り
(2) ヒール効果はターゲット角度に影響しない ターゲット角度が小さいほど、陽極側の X 線が通るターゲットの厚みが増え、ヒール効果は強くなります 誤り
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(3) 実焦点の熱電子密度は正焦点・副焦点とも均等 実焦点では、フィラメントの像の両端(副焦点)と中央(正焦点)とで電子の密度が違い、分布は均一ではありません 誤り
(5) 焦点近傍から発生した焦点外 X 線の強度は遠方に比べ強い この選択肢は誤りとされています。焦点外 X 線は、焦点に当たった後に跳ね返った電子が、焦点以外の陽極の部分に再び当たって出る X 線です 誤り
【関連する式】
管電流(空間電荷制限)∝ V^(3/2) / d²
(V:管電圧、d:陰極と陽極の距離)
出典:2025年(令和7年) 診療放射線技師国家試験 問79(厚生労働省 公表)出典元ページ
最終更新日
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