化学物質とその常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。…

労働衛生(有害業務に係るもの) 第11問

化学物質とその常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。ただし、ガスとは、常温・常圧で気体のものをいい、蒸気とは、常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。

正答 (3)
正答は (3)。これが誤りです。 アクリロニトリルは、常温・常圧では液体です。だから空気中にあるときは、ガスではなく蒸気になります。 沸点は約77℃で、常温よりずっと高いところにあります。 【ガスと蒸気の分かれ目】 ガス  常温・常圧でもともと気体のもの 蒸気  常温・常圧で液体または固体のものが、       揮発・昇華して気体になったもの 【ほかの選択肢】 (1) ホルムアルデヒド …… ガス           正しい (2) 塩化ビニル    …… ガス           正しい
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(4) 二硫化炭素    …… 蒸気           正しい (5) アセトン     …… 蒸気           正しい 【常温でガスのもの】 アンモニア、塩素、塩化水素、一酸化炭素、二酸化硫黄、硫化水素、シアン化水素、ホルムアルデヒド、塩化ビニル、エチレンオキシド、臭化メチル 【常温で蒸気になるもの】 アクリロニトリル、アセトン、二硫化炭素、ベンゼン、トルエン、水銀、トリクロロエチレン、フェノール、硫酸ジメチル、ニッケルカルボニル 有機溶剤として使われるものは、たいてい液体です。溶かすために使うのですから、液体でなければ役に立ちません。アセトンも二硫化炭素もトルエンも、この仲間です。 【アクリロニトリルが迷いやすいわけ】 名前の響きが、揮発性の高いガスのように聞こえる 沸点77℃は水より低いので確かによく揮発しますが、常温では液体のままです。揮発しやすいことと、気体であることは別です。 【粉じん・ヒューム・ミスト】 粉じん  固体が砕けて細かく飛んだもの ヒューム 金属が蒸発して空気中で固まった、ごく細かい粒 ミスト  液体が細かい粒になって浮かんだもの 同じ「空気中に漂うもの」でも、でき方で呼び分けます。

出典:第一種衛生管理者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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