代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。…

労働生理 第28問

代謝に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

正答 (5)
正答は (5)。これが正しい記述です。 メッツは、座位安静時の酸素消費量に対する運動時の酸素消費量の比で表します。 座って静かにしている状態を1として、その何倍のエネルギーを使う活動か、を示す物差しです。歩行がおよそ3メッツ、速歩がおよそ4メッツ、といった使い方をします。 【ほかの選択肢の誤り】 (1) 分解してエネルギーを発生させることは異化。   同化ではない (2) 必要な物質に合成することは同化。異化では   ない (3) 消費された酸素と排出された二酸化炭素の容積比は
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  呼吸商。エネルギー代謝率ではない (4) 基礎代謝量は覚醒した状態での測定値。睡眠中   ではない 【異化と同化】 異化  蓄えを分解してエネルギーを取り出す     体脂肪やグリコーゲンを分解し、ATPを合成 同化  摂った栄養素から体の材料を作る     アミノ酸から蛋白質を合成するなど 代謝は、この二つをあわせた呼び名です。「異」は壊す側、「同」は作る側。設問は、この二つをそっくり入れ替えて出してきます。 【似た名前の三つ】 基礎代謝量  覚醒、安静、仰臥(横になった姿勢)の        状態で、生命の維持に必要な最小限のエネルギー量 エネルギー代謝率 その作業に使ったエネルギー量が、        基礎代謝量の何倍にあたるかを示す値 呼吸商    消費された酸素の容積と、排出された        二酸化炭素の容積との比 (3) の文は呼吸商の定義です。エネルギー代謝率と取り違 えさせる作りになっています。 【基礎代謝量の測り方】 覚醒している    眠っていない 安静にしている   動いていない 仰臥位       あおむけに寝た姿勢 眠ると代謝はさらに下がるので、睡眠中の値では基礎代謝量になりません。「覚醒」がここの決め手です。 【エネルギー代謝率の性質】 動的筋作業の強度を表すのに向いている 精神的作業や静的筋作業には適用できない 体を動かす仕事の重さを比べるための値です。じっと立っているだけの作業や、頭を使う仕事の負担は測れません。作業そのものの強度を表すので、体格や年齢の差に左右されにくいのが利点です。 【メッツの使い方】 座位安静     1メッツ ゆっくり歩く   およそ3メッツ 速歩       およそ4メッツ 基準が「座位安静時」である点に注意します。「基礎代謝量に対する比」ではありません。

出典:第二種衛生管理者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ

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