神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働生理 第27問
神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)神経細胞の細胞体が集合しているところを、中枢神経系では神経節といい、末梢神経系では神経核という。
- (2)小脳は、随意運動、平衡機能などの調整に関与しており、小脳が侵されると運動失調が生じる。
- (3)体性神経には感覚器官からの情報を中枢に伝える感覚神経と、中枢からの命令を運動器官に伝える運動神経がある。
- (4)自律神経系は、内臓、血管、腺などの不随意筋に広く分布し、各種臓器の消化、呼吸、循環などの機能を意志とは関係なく調節している。
- (5)交感神経と副交感神経は、同一器官に分布していても、その作用はほぼ正反対であり、例えば、交感神経は心拍数を増加し、消化管の運動を抑制するが、副交感神経は心拍数を減少し、消化管の運動を亢進する。
正答 (1)
正答は (1)。これが誤りです。
神経細胞の細胞体が集まっているところを、中枢神経系では神経核、末梢神経系では神経節といいます。設問は二つが入れ替わっています。
【細胞体の集まりの呼び名】
中枢神経系(脳・脊髄) 神経核
末梢神経系 神経節
「節」は、ひもの途中にできるふくらみです。末梢に伸びていく神経の途中にあるふくらみだから神経節。中枢の中にあるかたまりは核。この向きで覚えます。
【ほかの選択肢】
(2) 小脳は随意運動・平衡機能の調整に関与し、侵され
ると運動失調が生じる 正しい
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(3) 体性神経には感覚神経と運動神経がある 正しい
(4) 自律神経系は不随意筋に分布し、意志と関係なく
調節する 正しい
(5) 交感神経は心拍数を増やし消化管の運動を抑制、
副交感神経は逆 正しい
【神経系の全体】
中枢神経系 脳 脊髄
末梢神経系 体性神経 感覚神経(求心性)
運動神経(遠心性)
自律神経 交感神経
副交感神経
【交感神経と副交感神経】
交感神経 副交感神経
心拍数 増やす 減らす
血圧 上げる 下げる
呼吸数 増やす 減らす
消化管の運動 抑える 高める
瞳孔 広げる 狭める
交感神経は、体を戦いや逃走に備えさせる側です。だから心臓は速く、消化はあと回しになります。副交感神経は休息と消化の側で、すべてが逆向きになります。
【昼と夜】
交感神経 日中、活動しているときに優位
副交感神経 夜間、休息しているときに優位
【灰白質と白質】
大脳 表面(皮質)が灰白質、内側(髄質)が白質
脊髄 内側が灰白質、外側が白質
大脳と脊髄で内外が逆です。灰白質は神経細胞の細胞体が集まったところ、白質は神経線維が通るところです。
【脳の分担】
大脳 感覚、記憶、意思、判断
小脳 随意運動と平衡機能の調整
脳幹(延髄) 呼吸、心拍などの生命維持
間脳の視床下部 体温調節、内分泌の調整
出典:第二種衛生管理者 2024年上半期実施分(2024年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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