筋肉に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。…
労働生理 第28問
筋肉に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1)刺激に対して意識とは無関係に起こる定型的な反応を反射といい、最も単純な反射には膝蓋腱反射などの伸張反射がある。
- (2)筋肉が収縮して出す最大筋力は、筋肉の単位断面積当たりの平均値をとると、性差や年齢差はほとんどない。
- (3)運動することによって筋肉が太くなることを筋肉の活動性肥大という。
- (4)荷物を持ち上げたり屈伸運動をするとき、関節運動に関与する筋肉には、等張性収縮が生じている。
- (5)筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されると完全に分解され、最後に乳酸になる。
正答 (5)
正答は (5)。これが誤りです。
筋肉中のグリコーゲンは、酸素が十分に供給されれば、水と二酸化炭素にまで完全に分解されます。乳酸になるのは、酸素が足りないときです。
問題文は、酸素が十分という条件と、乳酸という結果を組み合わせています。これがかみ合っていません。
【ほかの選択肢】
(1) 意識とは無関係に起こる定型的な反応を反射といい、最も単純な
反射には膝蓋腱反射などの伸張反射がある 正しい
(2) 最大筋力を単位断面積当たりの平均値でとると、性差や年齢差は
ほとんどない 正しい
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(3) 運動によって筋肉が太くなることを活動性肥大という 正しい
(4) 荷物を持ち上げたり屈伸運動をするときは、等張性収縮が生じる
正しい
【酸素があるかどうかで行き先が変わる】
酸素が十分 グリコーゲン → 水 + 二酸化炭素(大きな力)
酸素が不足 グリコーゲン → 乳酸(小さな力、疲労)
息を切らして走ると足が重くなるのは、酸素が追いつかず乳酸がたまるからです。ゆっくり走れば、酸素が間に合うので乳酸はたまりにくくなります。
【筋収縮の型】
等張性収縮 筋肉の長さが変わる。荷物を持ち上げる、屈伸する
等尺性収縮 筋肉の長さが変わらない。姿勢を保つ、物を支える
動きがあれば等張性、動きがなければ等尺性。
【最大筋力】
単位断面積当たりで比べると、男女差も年齢差もほとんどない
力の差は、筋肉の太さの差です。質が違うわけではありません。
【活動性肥大】
筋線維の数が増えるのではなく、一本一本が太くなる
【反射】
膝蓋腱反射 膝の下をたたくと足が跳ね上がる
伸張反射 筋肉が引き伸ばされると、縮もうとする
姿勢を保つのも、この反射の働きです。
出典:第二種衛生管理者 2025年上半期実施分(2025年10月掲載/公益財団法人 安全衛生技術試験協会 公表試験問題)出典元ページ
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最終更新日
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