目的空港の天候が悪化する可能性があるため、ETPで最終的な飛行の判断をしたい。出発後ETPとなる経過時間として正しいもの…
空中航法 第14問
目的空港の天候が悪化する可能性があるため、ETPで最終的な飛行の判断をしたい。出発後ETPとなる経過時間として正しいものはどれか。ただし、TC140°距離370 nm、TAS170 kt、風080°/30kt とし、上昇降下は考慮しない。
- (1)1時間11分後
- (2)1時間15分後
- (3)1時間19分後
- (4)1時間23分後
正答 (3)
正答は (3)。1時間19分後です。
ETP(等時点)は、そこから出発地へ戻っても目的地へ進んでも、かかる時間が同じになる地点です。
【往路と復路の対地速度】
風080°/30kt、TC140°。風の吹いてくる向きと航路の角度差は 140−080=60°です。
向かい風成分 = 30 × cos60° = 15kt
横風成分 = 30 × sin60° ≒ 26kt
偏流修正角 = sin⁻¹(26 ÷ 170) ≒ 8.8°
航路方向の速さ 170 × cos8.8° ≒ 168kt
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往路GS(TC140°) ≒ 168 − 15 = 153kt
復路GS(TC320°) ≒ 168 + 15 = 183kt
【ETPまでの距離と時間】
ETPまでの距離 = 全距離 × 復路GS ÷(往路GS + 復路GS)
= 370 × 183 ÷(153 + 183)
= 370 × 183 ÷ 336 ≒ 201.5nm
ETPまでの時間 = 201.5 ÷ 153 × 60 ≒ 79分 = 1時間19分
【検算】
ETPから目的地へ (370 − 201.5)÷ 153 × 60 ≒ 66分
ETPから出発地へ 201.5 ÷ 183 × 60 ≒ 66分
どちらも同じ時間になります。
【ほかの選択肢】
(1)(2)(4) 1時間11分・1時間15分・1時間23分は、上の計算の結果と合いません 誤り
向かい風で進むので、ETPは中間点(185nm)より目的地側になります。
出典:令和2年7月期 航空従事者学科試験 事業用操縦士(飛行機・回転翼) 空中航法 問14(国土交通省 公表)出典元ページ
最終更新日
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